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クレディS:商品ファイナンスで損失、ボーナスに影響か-関係者

更新日時
  • 当該部門の従業員はボーナス失う可能性がある
  • 損失は重大ではないが第4四半期の厳しさ増すー14日に決算発表
A pedestrian walks past the Credit Suisse Group AG headquarters in New York, U.S.
A pedestrian walks past the Credit Suisse Group AG headquarters in New York, U.S. Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg
A pedestrian walks past the Credit Suisse Group AG headquarters in New York, U.S.
Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

クレディ・スイス・グループは2018年10-12月(第4四半期)に商品ファイナンス案件で損失を被り、当該部門の従業員はこのためボーナスを失う可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  情報が非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、損失は同行のスイス部門が商品取引会社に提供したファイナンスに関連していた。スイス法人・投資銀行部門責任者のディディエ・デナ氏はある週末に行員を集め、ボーナスがなくなるかもしれないと伝えたという。ファイナンスを提供したのは小さな部署で従業員数は数十人。関係者によると、この問題を巡り1人が退職した。

  クレディ・スイスの第4四半期はさらに厳しいものとなりそうだ。高級防寒着メーカー、カナダグース・ホールディングス株を巡り同行が昨年遅くに約6000万ドル(約66億3000万円)の損失を被ったとブルームバーグが先月伝えていた

  クレディ・スイスは商品取引の詳細と退職者についてコメントしていない。広報担当のドミニク・ゲルスター氏は電子メールで、 「この件は重大ではなく、第4四半期業績に影響はない」と説明した。

  同行は14日に決算を発表する。全体のボーナス原資は恐らく前年から横ばいだと関係者は述べた。また、経営陣は前の2年間のように自発的にボーナスを減額することはない見込みという。クレディ・スイスは、コメントを控えている。

  今回の損失は、クレディ・スイスのスイス部門ではめったに起きない失敗だ。同事業は3年にわたる事業再編の期間を通じて利益押し上げで重要な役割を果たした。プライベートおよびリテールサービスに加えて、法人・投資銀行業務も行い、国内顧客向けにサービスを提供している。

  スイスにはグレンコアなど商品取引会社があり、こうした企業は銀行からの巨額の短期融資に依存している。融資は多くの場合、商品の現物によって担保され比較的安全だが、相場が大きく変動したり商品の売り手か買い手が破綻したりすれば銀行に損失が生じかねない。
  

原題:Credit Suisse Is Said to Lose Money on Commodity Financing Deal(抜粋)
Credit Suisse Commodity Loss Said to Threaten Some Bonuses (1)

(6、7段落目を追加して更新します.)
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