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不人気のイタリア長期債に妙味-ナットウェストとHSBC

  • 投資家は新発30年債の購入を戦術的機会と考えるべきだ-HSBC
  • 10年債を売り30年債を買うことを勧める-ナットウェスト

イタリアの長期債は年初のパフォーマンスがさえなかったが、ナットウェスト・マーケッツとHSBCホールディングスは妙味があるとみている。

  先週の意表を突いた2049年償還債発行の後、イタリア30年債の利回りは上昇した。これによって長期債の妙味が増し、短期債のパフォーマンスを上回るはずだと両社は指摘する。

  イタリア経済はリセッション入りし、国債相場は今年下落しているが、政治的リスクは後退しており、2049年償還債の需要は堅調だった。ただ、買い手を引きつけるには高い利回りを提示する必要があった。30年債の利回りは年初から17ベーシスポイント(bp)上昇し、上昇幅は2年債の3倍に近い。

Italy's 30-year bonds are the cheapest in months relative to 10-year debt

  HSBCの債券ストラテジスト、クリス・アットフィールド氏は、イタリアの長期債には妙味があり、投資家は戦術的な好機として新発30年債の購入を考えるべきだと指摘した。

  「長期債の年初来のアンダーパフォーマンスと2049年償還債発表以降の下落、新発債のプレミアムが部分的にまだ続いていること」などが理由だとアットフィールド氏は説明した。 「30年債利回りは当社の『慎重な正常化』シナリオの下で向こう数カ月に低下する余地がある。さらなるボラティリティーがあるとしても、長期債は債券の中で衝撃を最も受けにくい」と分析した。

  イタリア30年債の10年債に対する利回りプレミアムは11日に86ベーシスポイントで、1月に付けた6カ月ぶりの高水準に近い。

  ナットウェストの欧州金利責任者ガイルズ・ゲール氏は予算を巡る緊張緩和を理由に、リセッション入りにもかかわらずイタリア債に強気だとし、10年債を売り30年債を買うことを勧めた。

原題:Italy’s Most Beaten-Up Bonds Are Place to Be for NatWest, HSBC(抜粋)

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