コンテンツにスキップする

超長期債が続落、リスク選好の流れ継続で売りー5年入札は無難通過

更新日時

債券市場では超長期債相場が続落。米中通商協議や米政府機関の再閉鎖回避に向けた楽観見通しを背景にリスク選好の流れが続き、売りが優勢だった。一方、5年国債入札を無難に通過したことで中期債や先物は午後に買い戻された。

  • 新発20年債物167回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.435%。一時は0.44%と1月31日以来の高水準
  • 新発30年物61回債利回りは0.62%と1日以来の水準まで上昇
  • 新発10年物353回債利回りは0.5bp高いマイナス0.01%。一時マイナス0.005%と約2週間ぶり高水準

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 前日に超長期ゾーンの日銀オペがややサプライズ的に減額されたが、株価の堅調などリスクオフの巻き戻し的な外部環境が相まってここまで売られた
  • ただ、10年金利がまだマイナス圏でプラス利回りを買いたい状況は変わらず、金利上昇を待っている参加者も多いので、超長期債の売りは長続きしないだろう
  • 5年入札に向けて先物を売っていた参加者もいるとみられ、入札後の5年債に多少買いが入れば先物を買い戻す動きもあったかもしれない

5年債入札

  • 最低落札価格は101円22銭と市場予想と一致
  • 応札倍率は4.84倍、前回5.15倍
  • テールは1銭、前回はゼロ
  • SMBC日興の竹山氏
    • 無難な結果。先物対比では割安だったので悲観もしていなかった
    • 8日の残存3-5年の日銀オペで応札倍率が急低下したが、市中に売るものがなかったわけではなく、5年債の需給もそれほどタイトではない
  • 過去の5年債入札の結果一覧 

背景

  • 12日の米10年国債利回りは3bp上昇の2.69%程度。米中通商協議や米政府機関の再閉鎖回避への楽観的な見通しを背景としたリスク選好の動き
  • 13日の東京株式相場は続伸し、日経平均株価は1.3%高の2万1144円48銭で引けた

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.170%-0.160%-0.010%0.435%0.615%0.690%
前日比-0.5bp-0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.5bp+1.5bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE