世界的「こんまり」ブーム、日本に眠る潜在力浮き彫りに
増島雄樹(エコノミスト)
ブルームバーグ・エコノミクスによると、日本出身の整理整頓クイーン、「こんまり」こと近藤麻理恵氏の世界的な成功は、日本経済の重要な真実を浮き彫りにしている。女性の就労が進む中で依然として活用されていない巨大な価値があるという事実だ。内閣府の試算によると、2016年の家庭の無償労働は最大138兆5000億円と評価され、GDPの25.7%に相当。女性の就労が増えれば、より多くの家事活動がマネタイズされ、日本経済にとっては一石二鳥となり、さえない経済成長率の押し上げにつながる可能性がある。
原題:What Marie Kondo Shows About Japan’s Untapped Potential: Chart (抜粋)
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