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【起債評価】マヨネーズは生活の一部、キユーピーが食品人気を象徴

  • 利率0.23%と2段階格上のオリエンタルランドと同じ
  • 知名度や希少性が需要を刺激した-最終需要は1.9倍

キユーピー債がマヨネーズを通じたブランドの高さから需要を集めた。食品銘柄への人気を端的に示す案件になった。

  キユーピー7年債は8日、利率が0.23%に決まった。同年限債で1段階格上のTHKより6bp低く、2段階上のオリエンタルランドと同じ。格付け対比で低利率だが主幹事証券によると最終需要は発行額の1.9倍あった。景気に収益が左右されにくい食品銘柄は人気が高い。なかでもマヨネーズやドレッシングでシェア首位を維持、唯一の既発債の借り換えとなるキユーピー債は知名度や希少性が需要を刺激した。

Shopping and Entertainment Inside the SM Mall of Asia Complex

マニラのスーパーでのキユーピーの商品

Photographer: Carlo Gabuco/Bloomberg

  世界経済の先行き不透明感から社債市場では投資家が地方勢を中心に年明けから慎重姿勢に転じているが、キユーピー債への需要に影響はなかった。発行条件が投資家に厳しく、今後の参考にならないとの見方まで出ている。2019年に100周年を迎えるキユーピーは、今期(2019年11月期)純利益を184億円と過去最高益だった前期比で0.4%増を予想している。

  ある投資家はキユーピー7年債について、生活の一部のマヨネーズでブランドを知らない人はおらず、食品人気を象徴するような案件だったと述べた。発行条件はあまり魅力的ではないとしながら、起債が一段落したタイミングで投資機会が優先されたとしている。別の投資家は、今回債を基準に後続銘柄が決まると販売に苦戦する可能性が高いとしている。

購入投資家層7年債(100億円)
中央投資家(4割)中央公的、生保、損保、
投信投資顧問、系統上部、信託
地方投資家(6割)地銀、系統下部、地方公的、諸法人
日程レンジ
1日ソフトヒアリング
ガイダンス0.2%半ば~後半
4日0.23ー0.28%
5日0.23ー0.26%
6日午前0.23ー0.24%
6日午後0.23%
7日0.23%

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