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債券下落、日銀の超長期オペ減額でフラット化修正-株高・円安も重し

更新日時

債券相場は超長期債を中心に下落。日本銀行が実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンを減額したことを受けて、急激に進んだ利回り曲線のフラット(平たん)化を修正する動きが強まった。国内株式相場の大幅高や外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも相場の重しとなった。

  • 新発10年物353回債利回りはマイナス0.02%と、日本相互証券が公表した前週末午後3時の参照値より1ベーシスポイント(bp)上昇
  • 新発20年物167回債利回りは1.5bp高い0.42%、新発30年物61回債は2bp高い0.60%、新発40年物11回債は2.5bp高い0.675%。前週末はいずれも2016年以来の低利回りを記録

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
  • 超長期ゾーンのフラット化が大きく進んでいたところに、ドル・円が1ドル=110円を超えて、日本株も大きく買い戻されたことで減額しやすい市場環境になっていた
  • 今後も減額への警戒感が残り、ここから一気にフラット化を試す動きは少なくとも一時的には抑制されるだろう
  • 一方、英国の欧州連合(EU)離脱問題などがくすぶる中で、週内はリスクオフへの警戒が引き続き捨てきれず、売り一辺倒の動きも見込みにくい

日銀買いオペ

  • 買い入れ額は残存期間10年超25年以下が1800億円と前回の2000億円から減額。25年超は500億円に据え置き
  • 応札倍率は10-25年が3.94倍と昨年10月以来の高水準。25年超も3.60倍に上昇
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 20年債利回りが0.40%に接近し、オペ減額という売り材料が出たのでいったん利食ったのだろう
    • オペ結果は10-25年、25年超ともにやや弱め
  • 過去のオペ結果一覧

背景

  • 東京株式相場は大幅高。日経平均株価の終値は前営業日比2.6%高の2万864円21銭
  • ドル・円相場が一時110円65銭と、昨年12月28日以来の水準まで円安進行
  • 米上下両院が国境警備予算を巡って原則合意に達したと伝わり、政府の再閉鎖が回避されるとの見方が広がる
2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.155%-0.020%0.420%0.600%0.675%
前週末比+0.5bp+1.5bp+1.0bp+1.5bp+2.0bp+2.5bp
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