コンテンツにスキップする

2月11日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル8日続伸、年初来の下げ埋め-対円で年初来高値

  11日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。ドル指数は米連邦公開市場委員会(FOMC)が「辛抱強い」スタンスを表明した1月30日からの上昇局面を維持し、年初来の下落分を全て埋めた。円はドルに対し年初来安値となり、110円台半ばでの取引となった。

  ブルームバーグのドル指数は8営業日続伸と、2016年以降で最長の連続高。米政府機関の再閉鎖が期限までに回避できない可能性があるものの、米中政府が14、15両日に開く閣僚級通商協議に対する期待感がドルを後押しした。ユーロは対ドルで昨年11月以来の安値。イタリア予算の見通しや、将来の欧州議会および欧州中央銀行(ECB)の人選に対する懸念が響いた。

  ニューヨーク時間午後4時38分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.5%上昇。ドルは対円で0.6%高の1ドル=110円38銭。ユーロは対ドルで0.4%下げて1ユーロ=1.1275ドル。

  米中貿易関連ではこのほか、トランプ米大統領のアドバイザーらが中国国家主席との首脳会談を3月に開催することについて非公式に協議したと、アクシオスが報じた。

  ポンドは対ドルで0.7%下落。欧州連合(EU)離脱協議の進展がない中、期待外れの英経済指標が重しとなった。

  ドルは円に対し110円47銭で日中高値を付けた。投機筋による買いが主な上昇要因。

欧州時間の取引

  米中通商協議への楽観があらためて広がってリスク選好の動きを促したことから、ドル指数が続伸。英国の経済指標がポンド圧迫要因となってドルを支えた。欧州と中国の株高を受け、円は主要10通貨の全てに対し下落した。
原題:Greenback Recoups YTD Losses in Eighth Day of Gains: Inside G-10(抜粋)
Dollar Eyes Best Run Since 2016, Yen Hits YTD Low: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株がもみ合い、米中通商協議再開で薄商い

  11日の米株式相場は薄商いの中でもみ合い。今週は米中通商協議が再開され、世界の通商情勢に影響する極めて重要な週となる可能性がある。ワシントンでは歳出法案を巡る与野党の攻防が続いている。

  • 米国株は薄商いの中でもみ合い-S&P500はプラス圏で終了
  • 米国債は下落-10年債利回り2.65%
  • NY原油は下落-米中貿易協議巡る不安から世界の成長懸念広がる
  • NY金は下落-ドル上昇で代替資産としての需要が後退

  S&P500種株価指数はプラス圏で終了。日中は上げ下げを繰り返す展開となった。通信サービス分野が軟調だった一方、鉄道株を中心に工業株は上昇した。ダウ工業株30種平均では、ユナイテッドヘルスやファイザー、メルクなどヘルスケア銘柄が安い。売買高は過去の平均を下回り、一部で投資家の様子見姿勢が続いたことが示唆された。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の2709.80。ダウ工業株30種平均は53.22ドル(0.2%)安の25053.11ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米国債市場では10年債利回りがニューヨーク時間午後4時50分現在、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.65%。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズの米投資ストラテジスト、モナ・マハジャン氏は「予定されているイベントの中では、米中貿易問題にわれわれは最も注目している」と発言。「米中貿易は米国株だけでなく、中国の株式や経済にも影響している」と述べた。

  米中貿易協議や米国での歳出法案を巡る協議のほか、企業決算にも注目が集まる。今週は日産自動車やシスコシステムズ、エヌビディア、コカ・コーラ、クレディ・スイスなどが決算発表を予定している。

  ニューヨーク原油先物相場は下落。終値ベースで2週間ぶり安値となった。米中貿易協議が順調に進展していないとの不安から、世界経済の成長に対する懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は31セント(0.6%)安の1バレル=52.41ドルと、1月28日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は59セント下げて61.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。ドルが大きく上げたことで、代替資産としての金の需要が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前週末比0.5%安の1オンス=1311.90ドル。
原題:Stocks Start Week of Trade Talks on Muted Note: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slips as Resumption of Trade Talks Offers Little Optimism
PRECIOUS: Gold Drops as Dollar Advances for Eighth Straight Day


◎欧州債:イタリア債が上昇、ドイツ債などユーロ圏全般は下落

  11日の欧州債市場でイタリア債が上昇、約2週間ぶりの大幅高となった。ドイツ債は下落。株高に加えて、ドルが対円で上昇したことも材料となった。

  • イタリア債のイールドカーブは中長期債がブルスティープ化。10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど下げて2.88%
  • ドイツ債は下落。ユーロ圏国債のイールドカーブはベアスティープ化
  • 英国債は下げ幅を縮小。昨年第4四半期のGDPは前期比0.2%増と、予想中央値を下回った。カーニー英中銀総裁は12日、世界経済見通しに対するリスクについて講演する
  • ドイツ10年債利回りは3bp上げて0.11%、フランス10年債利回りは2bp上げて0.56%、イタリア10年債利回りは7bp低下の2.89%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise, Bunds Lead EGB Declines; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE