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ドイツ銀の社債発行コストが高水準、悪循環脱出の困難を示唆-関係者

  • 期間3年のドル建て社債、金利は他の欧州系銀行のほぼ2倍にも
  • フォンモルトケCFO、資金調達コストの引き下げが優先課題と言明

ドイツ銀行が今年、社債発行で支払う費用は大手銀行の中で最も高い部類に入る。立て直しを図る同行にとって大きな障害になっていることを浮き彫りにしている。

  匿名で語った関係者によると、ドイツ銀行は今週、期間3年のドル建て社債の発行に向けて買い手を募っているが、金利は指標金利に275ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せした水準になる可能性がある。この水準は他の欧州系銀行がここ数カ月に発行した社債の金利のほぼ2倍に相当する。これ以上の金利を支払った銀行は、マネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に揺れるデンマークのダンスケ銀行と、イタリアのウニクレディトだけだ。

  ドイツ銀行広報は、ドル建て社債の発行についてコメントを控えた。

  

Rating Disadvantage

Deutsche Bank has among the lowest credit ratings in the industry

Source: data compiled by Bloomberg

  ジェームズ・フォンモルトケ最高財務責任者(CFO)は昨年、減収のほか、費用の高止まりや信用格付けの低下、資金調達コストの上昇という「悪循環」にはまり込んでいると指摘。先週は債券投資家との電話会議で「現時点の優先課題は資金調達コストの引き下げと信用格付けの改善だ」と語っていた。

  ドイツ銀行ファイナンス部門責任者のディキシット・ジョシ氏が先週語ったところによると、同行は年内に、いわゆる非上位優先債を110億ユーロ(約1兆3700億円)発行する予定。先週にユーロ建てとポンド建てで約40億ユーロ発行して目標の3分の1を達成したが、ブルームバーグがまとめたデータによると、ユーロ建て7年債の金利は指標金利に230bp上乗せされた水準だった。対照的に、フランスの競合BNPパリバは先月、ドイツ銀と同格付けで期間8年の社債をドイツ銀を50bp下回る金利で発行した。

DB's CDS on non-preferred bonds is up more than Commerzbank's

原題:Deutsche Bank Debt Costs Show Struggle to End Vicious Circle (1)(抜粋)

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