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ゴールドマン、バランスシート重視戦略取り下げ-金融当局ハト化で

ゴールドマン・サックス・グループは、短期リターン追求型の投資戦略をもはや推奨しないことを明らかにした。2年ぶりの方針転換となる。

  同行は強いバランスシートを備えた企業の株式に対する買い推奨を取り下げた。米金融当局のハト派シフトや、経済成長の落ち着き、バリュエーションの伸長を理由に挙げている。こうした企業は金融当局が2016年末に利上げを開始して以来、バランスシートがぜい弱な銘柄より優れた株価パフォーマンスを見せていた。

  デービッド・コスティン氏ら同行のストラテジストは8日付のリポートで、「ここにきて、リスクリワードが以前ほど良好でなくなった」と指摘した。

  金融当局の利上げサイクル休止はバランスシートの弱い企業を支えることになり、緩和的な金融政策環境ではこうした銘柄のパフォーマンスが他をしのぐ傾向にあると指摘。裏を返せば、当局の利上げサイクル終了からの1年間には、米国債利回りも低下する傾向にあり、バランスシートが健全な企業は特に株価が低迷するとした。

  12カ月以内に米国がリセッション(景気後退)に陥る確率は、わずか10%だとゴールドマンはみている。

  強力なバランスシートを備えた企業の株は長期の投資家にとり、または「テールリスクのヘッジ手段」として、依然妙味があるとゴールドマンは付け加えた。

原題:Goldman Drops Strong Balance Sheet Recommendation on Dovish Fed(抜粋)

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