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【米国株・国債・商品】S&P500が下げ埋める、ハイテク買いで

  • 世界経済の見通し不安や米中貿易への懸念が株式を圧迫
  • 米国債は続伸、10年債利回り2.66%-原油は小反発

8日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。売りが先行したものの、テクノロジー銘柄が上昇したため、終了直前にわずかながらプラスに転じた。米国債は続伸。

  • 米国株、ハイテク買いでS&P500が終盤に上昇に転じる
  • 米国債は続伸、10年債利回り2.66%
  • NY原油は小反発、景気・貿易懸念で週ベースでは下げ
  • NY金は反発、貿易懸念で逃避需要高まる

  S&P500種は週間ベースでも辛うじてプラスを確保。予想を上回る企業決算を材料としたハイテク買いが指数を支えた。欧州や英国の当局に続きオーストラリアの中央銀行が経済成長見通しを下方修正したほか、米中貿易戦争の「一時停戦」が延長されるとの期待がしぼんだことが、日中を通じて株式相場を圧迫した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2707.88。ナスダック総合指数は0.1%高。一方、ダウ工業株30種平均は63.20ドル(0.3%)安の25106.33ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米国債市場では10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.63%。

Global equities on course for first weekly drop since rally began late December

  ニューヨーク原油先物相場は小幅反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は8セント(0.2%)高の1バレル=52.72ドル。ただ週間ベースでは4.6%安と、昨年12月以来の大幅下落。米中貿易摩擦が解消の兆しを見せていないことや、経済見通しが各地で下方修正され、世界的な株安となったのが背景にある。ロンドンICEの北海ブレント4月限は47セント上げて62.10ドルで終了。
  
  ニューヨーク金先物相場は6営業日ぶりに上昇。米中貿易摩擦への警戒から世界的に株安となり、金の逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は4.30ドル(0.3%)高の1オンス=1318.50ドルで終了。

  米国株の個別銘柄では、好決算を発表したモトローラ・ソリューションズが約14%高と急伸。一方、決算が振るわなかった玩具メーカーのハズブロは大幅安となった。アマゾン・ドット・コムは、ベゾス最高経営責任者(CEO)が米タブロイド誌発行元に脅迫されたと主張、トランプ大統領との新たな対立が予期せぬ形で表れたことが重しとなって下落した。

  米国債は朝方に上昇し、利回りはこの日の低水準近辺にとどまった。

原題:U.S. Stocks Eke Out Gain on Late Technology Rally: Markets Wrap(抜粋)
USTs Underpinned as Stocks Dip; Demand for Rate-Cut Plays Resume
Oil Ends Week Lower as Outlook for Growth Wanes Around the Globe
PRECIOUS: Gold Closes Higher as Equities Fall Amid Trade Anxiety

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