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ジャガー・ランドローバー、社債による調達見送り-代替手段を模索

インドの自動車会社、タタ・モーターズの高級車部門、ジャガー・ランドローバー・オートモーティブ(JLR)は社債発行の環境が好ましくないため、起債に代わる資金調達手段を検討していると明らかにした。JLRは前日に、40億ドル(約4400億円)の減損損失を明らかにして市場に衝撃を与えた。中国の販売低迷や、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明性が影響し、苦しい状況に置かれている。

  JLRは満期償還に伴う新たな起債で1年2カ月以内に10億ドルを調達する必要がある。一方では電気自動車(EV)への投資で、手元資金を取り崩すペースを速めている。JLRのベン・ビルグバウアー財務部長はインタビューで、売掛債権に基づく調達拡大や、その他の銀行融資、資産リース、輸出信用枠などの選択肢を検討していると述べた。

  タタ・モーターズが7日に発表した2018年10-12月(第3四半期)決算は、JLRが中国で抱える問題の深刻さを浮き彫りにし、投資家に衝撃を与えた。中国におけるJLRのスポーツカーとスポーツ型多目的車(SUV)の販売台数は、12月31日までの9カ月に35%減少。タタ・モーターズの株価は8日のインド市場で一時、前日比28.6%安となった。

タタ・モーターズ、株価急落-印企業として四半期で過去最大の赤字

  ビルグバウアー財務部長は電話取材に対し、「現在の市場環境は総じてあまり良くなく、最近の財務面の実績を反映し、当社の社債は額面を下回って取引されている」とコメント。「債券市場を注視し、市場環境がより良好な時に社債を発行すると、これまで常に述べてきた」と語った。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、JLRの2026年1月償還債 (表面利率4.5%)は額面1ユーロ当たり77セントに下げ、過去最安値を記録した。

原題:Jaguar Land Rover Won’t Tap Bond Market After Shock Writedown(抜粋)

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