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きょうの国内市況(2月8日):株式、債券、為替市場

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●日本株大幅安、米中交渉懸念と欧州景気悪化重なる-機械など広く売り

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  東京株式相場は大幅続落。米国と中国の通商協議への期待が後退したほか、欧州景気の悪化で世界経済への懸念が強まった。機械や電機、卸売など海外景気敏感業種を中心に幅広く売られた。

  • TOPIXの終値は前日比29.63ポイント(1.9%)安の1539.40、下落率は昨年12月25日以来の大きさ
  • 日経平均株価は同418円11銭(2.0%)安の2万0333円17銭、1月4日以来の下落率

  アセットマネジメントOne運用本部調査グループの中野貴比呂ストラテジストは「昨日までは世界経済が大きく減速することはないとの見方が多かった。しかし、米中と欧州に関する要因が重なり、予想以上に世界景気が鈍化して企業業績に影響を与えるかもしれない」と述べた。下げが大きくなった理由について、「日本株は米国株が戻る中でも相対的に弱かった。そうした状況下で景気にマイナスの材料が出てくると株価がダイレクトに反応してしまう」と説明した。

  • 東証33業種では非鉄金属、機械、海運、化学、卸売が下落率上位
  • パルプ・紙は上昇
  • 個別では通期営業利益計画は実質下方修正と受け止められたニコン、修正後営業利益計画が市場予想を下回ったIHIが大幅安
  • 自社株買いを発表したソニー、2018年10-12月期営業利益が市場予想を上回った富士フイルムホールディングスは高い

●債券上昇、世界景気懸念や現物需給逼迫でー長期金利はマイナス幅拡大

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  債券相場は上昇。長期金利は1カ月ぶり、超長期債利回りは2年ぶりの低水準をそれぞれ更新した。世界的な経済の先行き不透明感の強まりによるリスク回避の買いに加え、日本銀行の国債買い入れオペで需給逼迫(ひっぱく)が示されたことも買いに拍車が掛かり、午後に相場は一段高となった。

  • 10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.035%と、新発債としては1月4日以来の低水準
  • 新発20年債利回り0.40%、新発30年債利回り0.575%、新発40年債利回り0.65%と、いずれも2016年以来の水準まで低下
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比21銭高の152円83銭。一時152円92銭と1カ月ぶり高値

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 欧州景気の減速見通しや米中貿易交渉の不透明感でセンチメントはリスクオフに傾いている
  • 日経平均の下げに引っ張られる形で金利低下圧力が掛かる展開
  • 日銀オペ、残存3年超5年以下の応札倍率が極端に低く、需給の引き締まり感が強まっており、なかなか金利が上がる要因が見当たらない

日銀買いオペ

  • 対象は残存1年超5年以下、5年超10年以下。買い入れ額は各ゾーンとも据え置き
  • 応札倍率は3-5年が1.32倍と、日銀が異次元緩和を導入した13年4月以降で最低

●ドル・円は弱含み、世界景気減速懸念が重し-109円後半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で弱含み。世界景気の減速懸念や米中通商協議への警戒感が強まる中、株価下落や米長期金利の低下を背景にドル売り・円買い圧力がやや優勢となった。

  • ドル・円は8日午後3時34分現在、前日比0.1%安の109円72銭。109円84銭を日中高値に一時109円65銭まで軟化
  • 豪ドルは大幅続落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が成長率予想を引き下げ
    • 対円で一時0.7%安の1豪ドル=77円44銭と約4週間ぶりの水準
    • 対ドルでは一時0.6%下げて1豪ドル=0.7061ドルと5週間ぶり安値

三井住友銀行の山下えつ子チーフエコノミスト(ニューヨーク在勤)

  • 金曜日の欧米時間でも株の下げが止まらないとドル・円も明らかに円高に動き、109円半ばを割って下に行く可能性はある。ただ、109円をさらに割ってどんどん行くのは難しいだろう
  • 世界的に見て、米国よりも中国、特に欧州で景気減速が鮮明化しており、ファンダメンタルズに注目すると通貨もドル以外のものが売られ、結果的にドルが買われる動きになる
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