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ルノー、ゴーン被告の不正疑惑を仏当局に通知-披露宴に資金流用か

  • ベルサイユ宮殿とのスポンサー契約を「個人的利益」に利用した疑い
  • 日本で拘留中のゴーン被告の不正疑惑をルノーが開示したのは初めて

フランスのルノーは7日、前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告が自身の結婚披露宴をベルサイユ宮殿で開いた際の費用に、同社が同宮殿と結んでいた文化振興スポンサー契約を不正に利用した疑いがあることを突き止め、仏司法当局に伝えることを決めたと公表した。

  発表資料によると、内部調査の結果、ベルサイユ宮殿との契約の下で支払われた5万ユーロ(約620万円)がゴーン被告の「個人的利益」のために使われた疑いがあることが分かったという。東京拘置所に勾留されているゴーン被告の不正疑惑をルノーが開示したのは初めて。

FRANCE-RUSSIA-DIPLOMACY

パリ郊外のベルサイユ宮殿

撮影:Stephane de Sakutin / AFP経由でGetty Images

  事情に詳しい関係者によると、ゴーン前会長が署名した契約の下、ルノーはベルサイユ宮殿で企業イベントを開催できる取り決めとなっており、5万ユーロは2016年の結婚披露宴に同宮殿を利用した際の推定使用料だという。情報の部外秘を理由に匿名で語った。この利用はルノーのためのものではなかったもようだという。

  フランスのルメール経済・財務相は7日、調査が「結果を生み始めている」とパリでコメントした。ゴーン被告のフランスの弁護士ジャンイブ・ルボルニュ氏にベルサイユ宮殿のイベントについてコメントを求めたが返答はない。

  ゴーン被告と妻のキャロルさんは、パリ郊外にあるベルサイユ宮殿内の大トリアノン宮殿でソフィア・コッポラ監督の2006年の映画「マリー・アントワネット」をイメージした結婚披露宴を開いた。タウン&カントリー誌は、当時を再現した衣装を着た役者や豪華なデザート、ゴーン被告と家族が写っている披露宴の写真を掲載した。

原題:Renault Flags Possible Ghosn Misconduct for Versailles Party (1)(抜粋)

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