コンテンツにスキップする

【NY外為】ポンド伸び悩み、離脱交渉が行き詰まり-ドルは上昇

更新日時

7日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが上げ幅を縮小。英国の欧州連合(EU)離脱に関するこの日の交渉では進展が見られなかった。一方、貿易を巡る懸念が強まっているものの、ドルは上昇した。

  ポンドは2週間ぶり安値を付けた後、反発したものの、上値が次第に重くなった。メイ英首相とEU当局者がブリュッセルで開いた会談では著しい成果が得られず、離脱交渉は危機的状況に追い込まれている。

  ポンドはこれより先、買い戻しが入って下げを埋めた。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は一段の利上げがあり得るとの見通しを市場は維持するべきだとも述べた。同中銀が成長率予想を引き下げ、「EU離脱の霧」の影響で投資が劇的に落ち込むとの見方を示したことから、ポンドは一時0.6%値下がりする場面もあった。

  ニューヨーク時間午後4時36分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ドルは対円では0.1%安の1ドル=109円83銭。対ユーロでは0.2%高の1ユーロ=1.1339ドル。ユーロは対円で0.3%下げて1ユーロ=124円54銭。ポンドは対ドルで0.1%上昇。

  トランプ米大統領が習近平中国国家主席と3月1日の期限までに会談する「可能性は低い」と発言すると、貿易を巡る懸念が再燃した。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が来週初めからの北京での貿易協議で米政府の代表を務めるという。

  ドルは主要10通貨の大半に対して上昇し、逃避通貨も広範にわたって値上がり。欧州の成長を巡る懸念が重しとなり、ユーロは下落した。世界の主要中銀が引き締め計画を見合わせる中、ドルは相対的に買われる通貨となっている。

Cable rebounds after hitting lowest level in two weeks

欧州時間の取引

  イングランド銀行の金融政策決定を控え、ポンドが約2週間ぶりの安値に下落。離脱を巡る不透明感が続いていることが背景。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は上昇した。

原題:Pound Wavers Amid Brexit Deadlock, Dollar Gains: Inside G-10(抜粋)
Pound Drops Before BOE Decision, Dollar Up 6th Day: Inside G-10

(相場を更新し、新たな情報を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE