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売れ残ったレバレッジドローン、銀行が大安売り-市場の復調はまだ

  • ローン市場は昨年の好調を完全に取り戻してはいない
  • 昨年終盤の案件の中で銀行が抱えている売れ残りは36億ドル相当

レバレッジドローンの市場は昨年12月の「発作」から少しずつ回復しつつあるが、売れ残ったローンを銀行が値引きなしに処分するのは無理のようだ。

  ブラックストーン・グループによるウルテラ・ドリリング・テクノロジーズの買収向けローンを抱えてしまったウェルズ・ファーゴとバークレイズは、投資家の関心を探ってきた。両行は最もリスクの高い部分を額面1ドルに対して90セントに近い水準かそれ以下で売却しようとしたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。 

Loans in Recovery Mode

As market thaws, steep new issue discounts for risky debt remain

Source: Bloomberg

   ドイツ銀行とUBSグループを中心とした銀行団も、CVCキャピタル・パートナーズによるコンバージワン買収のためのローンを大幅な割引で売却することを検討していると関係者が述べている。12億ドル(約1300億円)相当のローンを銀行団は昨年遅くから抱え込んでいる。

  ローン市場は昨年の好調を完全に取り戻してはいない。米金融当局のハト派的論調はローン市場の見通しを改善させる一方で、利上げ回数が減ることは変動利付き商品の魅力が薄れることも意味する。

  ウルテラとコンバージワンのローンを合わせると、昨年終盤の案件の中で銀行が売れ残りを抱えている36億ドル相当のほぼ半分に相当する。投資家の買い意欲が薄れる中で銀行は、買収案件を計画通り完了させるためにローンを自行のバランスシート上に抱えることを余儀なくされた。  

  CVCとブラックストーンおよびウルテラとコンバージワンのローン案件を率いる銀行4行の担当者はコメントを控えた。

原題:Priced to Sell: Banks Dangle Hung Loan Deals at Steep Discounts(抜粋)

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