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米政府:華為の商談の場に立ちはだかる-欧州で5G巡る説得活動強化

  • 米当局はスペインでのMWCに送り込むチームの規模を拡大
  • シスコやエリクソン、ノキアを5Gで使うよう欧州を説得へ

スペインで今月開催される世界最大規模の通信業界見本市で契約獲得を目指す中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に、極めて強大な敵が立ちはだかる。同社製品のセキュリティーに問題があると主張する米政府だ。

  米当局はバルセロナでの「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」に送り込むチームの規模を拡大し、次世代移動通信機器に関するセキュリティーに注意を喚起する計画だ。当局者3人が匿名を条件に述べた。米国側はMWCを華為との決戦の場とは呼ばないものの、セキュリティー重視の議論は、華為がスパイ活動に関与しているとの疑いをかなりあからさまに示唆するものだ。  

  当局者の1人によれば、米チームは次世代通信向けに華為ではなく、米シスコシステムズやスウェーデンのエリクソン、フィンランドのノキアといったメーカーの製品を使用するよう勧める方針。華為にとって中国以外で最大の市場である欧州での説得活動をトランプ政権は強化している。欧州の各国政府は米国に従い、第5世代(5G)ネットワークで華為製品利用を禁止するかどうかを検討中だ。

 

(出典:ブルームバーグ)

  華為はMWCの主要スポンサーの1社で、同社にとっては世界的な通信機器メーカーとしての評判を高めるための重要な年次イベントだ。昨年はフランスのボルドーを世界初の5Gネットワーク実験都市とする仏ブイグテレコムとの契約や英BTグループとの共同での5G実験拡大合意を取り付けた。

  華為の広報担当アダム・ミノット氏は電話取材に対し、「われわれはMWCでの成長を続ける」と述べた上で、MWCは「引き続き今年最も重要な商談の場だ」と言明した。

原題:It’s Huawei Versus U.S. Government at Biggest Wireless Event (1)(抜粋)

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