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米当局のハト派転換でイールドカーブ逆転リスク解消-PIMCOなど

  • 合わせて10兆ドル運用の数社がスティープ化見込みに転じる
  • 時間とともにスティープ化し得る-ライトカスパリウス氏
Birds fly past the Marriner S. Eccles Federal Reserve Board building in Washington, D.C., U.S.
Birds fly past the Marriner S. Eccles Federal Reserve Board building in Washington, D.C., U.S. Photographer: Joshua Roberts
Birds fly past the Marriner S. Eccles Federal Reserve Board building in Washington, D.C., U.S.
Photographer: Joshua Roberts

米国債イールドカーブ逆転のリスクを度外視できる時がやっとやってきた。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)とバンガード・グループはこう考えている。

  ここ1年余りは運用の専門家らに加え一部の個人投資家までも短期債の利回りが長期債を上回る逆イールド現象とそれが発するリセッション(景気後退)シグナルに注目してきた。

  しかし、米連邦準備制度が引き締めサイクルの停止に転じたことで、大手2社を含め合わせて10兆ドル(約1100兆円)前後を運用する数社が、イールドカーブフラット化を見込む取引が有望ではなくなったと指摘している。

  PIMCOの世界クレジット担当最高投資責任者(CIO)のマーク・キーセル氏は「現時点でリスクリワードは、幾分の金利上昇とイールドカーブスティープ化に有利だ」と述べた。同氏は2019年後半に再び利上げがあると引き続き見込んでいる。

  バンガードのシニアマネーマネジャー、ジェンマ・ライトカスパリウス氏は「米金融当局の利上げ停止が恒久的のものの場合、あるいは1、2回追加利上げをするが引き締めは終了に近いと示唆した場合、通常はイールドカーブは現状維持の傾向となる。過去のサイクルを見るとその後にスティープ化しており、今回も時間とともにスティープ化し得る」と話した。

  注目される2年債と10年債のスプレッドは昨年12月に9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と2007年以来の水準まで縮小したが、その後はあまり変わらず現在は17bp前後。

With Fed on Hold, inversion risk seen fading
Still-flat curve raises risk of a downturn in Fed model

原題:Fed’s Pivot Kills Yield-Curve Inversion Risk for Pimco, Vanguard(抜粋)

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