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12月経常収支は6カ月連続で黒字幅縮小ー市場予想下回る

  • 経常収支は前年同月比43.1%減の4528億円の黒字
  • 貿易収支は前年同月比58.8%減の2162億円の黒字

12月のモノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、黒字幅が前年比で6カ月連続縮小した。市場予想を下回った。黒字は54カ月連続。財務省が8日発表した。

キーポイント

  • 経常収支は前年同月比43.1%減の4528億円の黒字(ブルームバーグ調査の予想中央値は4693億円の黒字)
  • 輸出から輸入を差し引いた貿易収支は58.8%減の2162億円の黒字(予想は1324億円の赤字)-3カ月ぶりの黒字
  • 海外配当金や債券利子などの第1次所得収支は34.7%減の4049億円の黒字

経常収支の推移

          

エコノミストの見方

SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミスト:

  • 12月は本邦企業の配当支払い月のため、証券投資収益の支払いが膨らみやすい季節性が存在する
  • 貿易黒字の縮小が寄与し、18年通年の経常黒字は前年の22兆円から19兆円に縮小する見込み。アジア向けの実質輸出が伸び悩んだ影響に加え、年平均では原油価格が上昇し、輸入金額が押し上げられた影響が表れる

              
第一生命経済研究所の伊藤佑隼エコノミスト:

  • 12月は原油価格の低下を背景とした貿易収支の改善を主因に経常収支は前月比で黒字幅拡大、先行きも原油価格低下による輸入の伸びが鈍化し、貿易収支は改善すると予想
  • 輸出が力強さを欠いた動きを続ける中で、貿易収支の大幅な改善は見込み難く、所得収支が経常収支をけん引する構図が続くだろう
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