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2月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル続伸、注目はパウエル議長の発言-ユーロ安い

  6日のニューヨーク外国為替市場では、ドルの上昇が継続。一方、ユーロは下落。欧州の成長を巡り懸念が広がった。

  ニューヨーク時間午後4時17分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ドルは対円ではほぼ変わらずの1ドル=109円97銭。ドルは対ユーロで0.3%高の1ユーロ=1.1367ドル。ユーロは対円で0.3%下げて1ユーロ=125円ちょうど。

  ユーロは対ドルで1.14ドルを割り込み、1月25日以来の安値となった。国際通貨基金(IMF)はイタリアについて、必要な改革が不十分だとし、成長率は2023年末まで1%未満にとどまるとの見方を示した。ドイツの製造業受注指数は昨年12月に、予想に反して2カ月連続で低下した。

  米金融当局が先週、ハト派姿勢に転じたにもかかわらず、ドルは上昇している。ユーロ圏を巡る懸念が再燃したことが背景にある。

  6日夜にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演する予定。1月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以降で初めて、公に発言する。
 
  イエレン前FRB議長はCNBCとのインタビューで、「次の行動が利下げになる可能性は確かにあるが、利下げ・利上げ両方の可能性がある」と話した。

  ムニューシン米財務長官は4日開かれたパウエルFRB議長とトランプ大統領の夕食会について、「ざっくばらん」で「生産的」だったと述べた。

欧州時間の取引

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数が上昇。オーストラリア・ドルは下落。ロウ豪中銀総裁が中立姿勢に転換したことが売り材料。
原題:Dollar Extends Gain, Euro Falls to Session Low: Inside G-10(抜粋)
Dollar Up Fifth Day as RBA Shift Sends Aussie Lower: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が小反落、企業決算を消化-原油は反発

  6日の米株式相場は薄商いの中で反落。米政府機関が再び閉鎖される可能性や貿易問題に対する懸念が根強い中、投資家は企業決算を消化した。米国債は小動き。

  • 米国株は反落、薄商いの中で企業決算消化-半導体は高い
  • 米国債は小動き、10年債利回り2.69%
  • NY原油は反発、米週間統計で予想上回る燃料需要
  • NY金は下落、ドル上昇で

  S&P500種株価指数は6営業日ぶりに下落、出来高は30日平均を下回った。トランプ米大統領の一般教書演説では貿易や政府機関閉鎖への懸念が拭われず、注目は企業決算関連に集まった。アルファベットが下げてナスダック総合指数の重しとなったほか、決算が失望を誘ったエレクトロニック・アーツやテイクツーの下落も目立った。一方、マイクロチップ・テクノロジーの最高経営責任者(CEO)が半導体サイクルの底に言及したことから、半導体株は買われた。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2731.61。ダウ工業株30種平均は21.22ドル(0.1%)安の25390.30ドル。ナスダック総合指数は0.4%安。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下し2.69%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米エネルギー情報局(EIA)の統計でガソリン需要が予想以上に堅調だったことや、ヒーティングオイル(暖房油)の在庫が減少したことが買い材料になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は35セント(0.7%)高の1バレル=54.01ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は71セント上がり62.69ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は、ドルが上昇する中で下落。米中通商協議を巡る楽観と、米政府の再閉鎖の可能性という強弱まちまちの材料を見極める展開。MKS PAMPグループはリポートで、「地政学的リスクと市場リスクの両方が引き続き金を下支えしている」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%安の1オンス=1314.40ドルで終了。

  米議会で政府機関の再閉鎖を回避するための合意期限が迫っているが妥協の兆候がほとんど見られないことから、投資家は警戒姿勢を続けている。米通商代表部(USTR)代表と財務長官が貿易協議で来週中国を訪問する予定も注目されている。

  米国債は終盤、10年債入札の後に上げを失う展開。10年債入札は需要を示す指標が精彩を欠いた。7日には30年債の入札が控えている。10年債利回りは、ドイツ製造業指標の低調を受けたドイツ国債利回りの低下につれて下げる場面もあった。
原題:U.S. Stocks Edge Lower; Dollar, Treasuries Advance: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Erase Gains After Unimpressive 10-Year Auction Demand
Oil Rebounds as Strong U.S. Fuel Demand Quells Economic Worries
PRECIOUS: Gold Falls as Dollars Rises; Platinum ETF Assets Climb

◎欧州債:イタリア債が下落、30年債発行では過去最高の需要

  6日の欧州債市場はイタリア債が下落。同国はシンジケート団を通じて30年債を80億ユーロ発行した。ドイツ債はほぼ変わらずだった。

  • イタリア国債の利回り曲線はベアスティープ化。80億ユーロの発行規模はストラテジストが予想した60億-70億ユーロを上回り、410億ユーロを超える買い注文が集まった
    • 10年債利回りのドイツ債とのスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して267bpと、ここ3週間で最大
  • 英国債は上昇。パフォーマンスはドイツ債を上回った。欧州委のユンケル委員長が英国のEU離脱協定について再交渉の用意はないと述べたことが手掛かり
  • ドイツ10年債利回りは1bp下げて0.16%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.58%、イタリア10年債利回りは4bp上昇の2.83%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Attracts Record 30Y Bids, Bunds Steady; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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