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FRB、ストレステストのシナリオ公表-失業率10%に悪化を想定

  • 今年のテストはこれまでで最大の失業率の変化を想定-副議長
  • 10年債利回り低下や商業用不動産と住宅の値下がりも想定

米連邦準備制度理事会(FRB)は5日、大手金融機関に対する今年のストレステスト(健全性審査)のシナリオを公表した。FRBは深刻な世界的不況の間も貸し出しを継続可能だと示すよう銀行に求める方針で、ウォール街の金融機関は今年、特に厳しいストレステストに直面する。

  2019年のストレステストでは、米失業率が現行水準から6ポイント上昇し10%に跳ね上がるシナリオを想定。これほどの規模の上振れシナリオが盛り込まれるのは異例。10年債利回りの低下や商業用不動産と住宅の値下がりも想定している。

Harshest So Far?

Some elements of the 2019 stress test scenario go beyond previous ones

Source: Federal Reserve, Bloomberg calculations

Rise in unemployment shows percentage point change in unemployment ratio while others show percent change in levels.

  JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループシティグループなどの大手銀行は、想定されたシナリオと比較して業績を評価し、配当と自社株買いの計画がこうした不況を乗り越える能力を低下させないことを証明する必要がある。

  今年のテストと従来との主要な相違点は透明性の向上だ。FRBは、テスト結果に影響する方程式や変数に関して金融機関にさらなる情報を提供する方針だ。

  FRBのクオールズ副議長は今年のストレステストの「シナリオではこれまでで最大の失業率の変化を想定している」とコメント。「このシナリオにより、米国の大手銀行の弾力性を効果的にテストできると確信する」と述べた。

  テスト結果は6月30日までに発表される。

原題:Wall Street’s Next Fed Stress Test Assumes Deepest Recession Yet(抜粋)

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