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メイ英首相、保守党のEU離脱推進派と衝突も-アイルランド国境巡り

  • メイ首相、バックストップ案に修正を加えて維持する考え示唆
  • ベルファストでの演説、北アイルランド市民を安心させる意図か
メイ英首相

メイ英首相

Photographer: Aidan Crawley/EPA
メイ英首相
Photographer: Aidan Crawley/EPA

メイ英首相は、欧州連合(EU)離脱に当たってアイルランドとのハードボーダー(物理的壁)の設置回避を保証するバックストップ案を維持したい意向を表明した。離脱推進派の保守党議員の怒りを招く恐れがある。

  メイ首相は5日に北アイルランドのベルファストで演説し、「将来の保険を含まない合意の受け入れを人々に納得させるよう提案するわけではない。議会が言っているのは、バックストップ案に修正を加えるべきだということだ」と述べた。

  モノの貿易のためアイルランド国境を開いたままにする保証を削除した離脱案の受け入れを求めるわけではないと発言することで、首相は国境での検問所復活を目にすることはないと北アイルランドの市民を安心させたい考えだ。

  しかし、この発言はEUが同意しそうな要求にメイ首相が重点を置くことを示唆している。首相が再交渉のハードルを低く設定すれば、EUから離脱合意案への修正を引き出す確率を高められる一方、国内での離反を招いて英議会での離脱案可決に必要な支持を得られない恐れも生じる。

  実際、英議会はバックストップ案の修正を求めたわけではなく、同案の撤回を支持した。1月29日に英下院はハードボーダー回避策として、離脱合意案で「代替となる取り決め」に差し替える案を可決した。

原題:May Faces Collision With Pro-Brexit Tories Over Irish Border (1)(抜粋)

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