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2月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、一般教書演説のトーン次第で下落との見方

  5日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が4営業日続伸。トランプ米大統領が同日夜に行う一般教書演説で、政治的対立がエスカレートする兆候が見られるか、通商協議の行方を占う手掛かりが得られるかといった点に投資家は注目している。

  アジア各地で旧正月の祝日に伴う休場が続くため、トランプ大統領の演説が相場を動かすことになった場合は、参加者の少なさから相場の変動性が高まる恐れがあるとの指摘がある。

  みずほセキュリティーズやウエストパック銀行は、トランプ氏が政治的な対立を再燃させるような演説を行った場合、ドルは下落する可能性があると指摘する。

  経済指標では米供給管理協会(ISM)が同日発表した1月の非製造業総合景況指数が56.7と、市場予想(57.1)を下回り、昨年7月以来の低水準となった。

  ポンドは主要通貨の中で対ドルでの下落率が最大。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念が強まる中、IHSマークイットが発表した1月の英サービス業購買担当者指数(PMI)は下げ、2年半ぶり低水準の50.1となった。

  ニューヨーク時間午後4時27分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.1%高の1ドル=109円98銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1407ドル。ポンドは対ドルで0.6%安の1ポンド=1.2953ドル。

欧州時間の取引

  ユーロが安値圏で推移。ユーロ圏全体の1月のサービス業購買担当者指数(PMI)は市場予想を上回ったものの、イタリアの同指数が50を割り込み、同国経済の落ち込みがサービス業に広がったことが示唆された。
原題:Dollar Rises a Fourth Day Ahead of Trump Speech: Inside G-10(抜粋)
Euro Falls on Italian Data, Pound Slips on U.K. PMI: Inside G-10 (抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500が5日続伸、原油は下落

  5日の米株式相場は続伸。米国債利回りの低下を手掛かりに金融株が下落する一方、テクノロジー銘柄に買いが膨らんだ。ニューヨーク原油先物はバレル当たり54ドルを割り込んだ。

  • 米国株はS&P500種が5日続伸-金融下げるもハイテクは好調
  • 米国債は反発、10年債利回り2.70%
  • NY原油は続落、米サービス業指標弱く景気懸念広がる
  • NY金はほぼ横ばい、米大統領の一般教書演説控え

  S&P500種株価指数は5営業日続伸となり、年初来で最も長い上昇局面に並んだ。大型ハイテク銘柄が上げを主導し、大半の業種が上昇。出来高は30日平均を15%下回った。トランプ米大統領の一般教書演説を控える中、企業決算や経済指標は強弱まちまちとなり、取引材料に乏しい展開だった。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2737.70。ダウ工業株30種平均は172.15ドル(0.7%)上昇し25411.52ドル。ナスダック総合指数は0.7%高。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.70%。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。1月の米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数の新規受注指数が1年ぶりの低水準となり、景気先行きへの懸念をあおった。6日発表の米在庫統計で3週連続の増加が見込まれていることも売り材料。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は90セント(1.7%)安の1バレル=53.66ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は53セント下がり、61.98ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ横ばい。トランプ米大統領による5日夜の一般教書演説が待たれている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%未満下げて1オンス=1319.20ドルで終了。

  米中通商協議はまだ決着しておらず、米国では政府機関が再び閉鎖される可能性がある。この日の比較的静かな市場で、こうした根本的な不透明性は目立たなかった。

  米国債相場はこれといった材料がない中で午前に上昇し、好調な3年債入札の後も幅広い年限において堅調な地合いを維持した。
原題:U.S. Stocks Climb With Treasuries, Crude Oil Drops: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Led by Belly After Strong 3-Year Auction
Oil Slips as Service Slowdown Adds to Warning Signs on Economy
PRECIOUS: VanEck Gold ETF Climbs Amid Geopolitical Uncertainty

◎欧州債:イタリア債が下げ拡大、シンジケート団で30年債発行へ

  5日の欧州債市場ではイタリア債が下げを拡大。シンジケート団を通じた30年債の売り出しが発表されたことが手掛かり。ドイツ債はほぼ変わらず、英国債は堅調だった。

  • イタリア債利回りはベアスティープ化した。シンジケート団による30年債の発行および価格設定は6日の可能性が高い。 30年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.65%をつけた
    • シ団による前回の30年債発行(65億ユーロ)は2017年6月。237億ユーロを超える需要を集めた
  • ドイツ債は下げを解消。一時はスペイン、ドイツおよびユーロ圏のPMI統計を材料に下げていた
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債と米国債を上回った。1月の英サービス業PMIは2016年7月以来の低水準をつけた
  • ドイツ10年債利回りは1bp下げて0.17%、フランス10年債利回りは0.58%で変わらず、イタリア10年債利回りは6bp上昇の2.80%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Slide as 30-Year Sale Mandated; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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