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トランプ氏の対中関税、特定製品の輸入縮小という目標達成か-調査

  • 最初の500億ドル相当の輸入品への関税賦課で輸入は減少-IIF
  • ただ関税は対中貿易赤字の縮小にはほとんど効果なし
President Trump Delivers State Of The Union Address
Photographer: Aaron P. Bernstein/Bloomberg
President Trump Delivers State Of The Union Address
Photographer: Aaron P. Bernstein/Bloomberg

トランプ米大統領が推し進めた中国からの輸入品への関税賦課には依然として経済学者や、多くの実業家が反対している。しかし、少なくとも米政権による貿易戦争の目標の1つである中国からの特定製品の輸入縮小は達成しつつあるようだ。
  
  国際金融協会(IIF)のエコノミストによる新たな調査では、昨夏に中国からの電気自動車など1000品目を超える輸入品500億ドル(約5兆5000億円)相当に25%の追加関税を課した結果、これらの輸入は金額・数量の両方のベースで減少したことが分かった。

  一方、昨年9月に導入された2000億ドル相当の中国からの輸入品への10%関税に関しては、企業が関税賦課前に駆け込みで取引を増やして輸入が急増し、全般的には先の関税ほどの影響はなかったと分析している。

  IIFの調査リポートは、「米輸入業者は中国製品の使用を減らし、中国の輸出業者は関税相殺のため一部値下げをしている」と指摘。ただ、中国政府による制裁関税や、中国が米国からの輸入を大幅に減らしたため、米関税は対中貿易赤字の縮小にはほとんど効果を発揮していないと結論付けた。

Growth in Value of U.S. Imports from China

Source: USITC, IIF. Note: Data are three-month moving averages, expressed in year-over-year terms

原題:Trump’s China Tariffs Are Delivering on One Front, Study Finds(抜粋)

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