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日経平均が小反発、米国株高追い風に景気敏感高い-業績不安は重し

更新日時
  • 米S&P500種は5日続伸、日本株は素材や精密、機械が高い
  • トヨタやスズキ、NTTデなど決算失望銘柄は安い、TOPIX反落
A businessman is reflected on an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan.
A businessman is reflected on an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan. Photographer: Yuriko Nakao/
A businessman is reflected on an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan.
Photographer: Yuriko Nakao/

6日の東京株式市場で日経平均株価が小幅に反発。米国経済への期待から鉄鋼や化学など素材、精密機器や機械株が買われた。半面、トヨタ自動車やスズキ、NTTデータなどの業績悪化が重しとなり、TOPIXは3日ぶりに小反落。

  • 日経平均株価の終値は前日比29円61銭(0.1%)高の2万0874円06銭
  • TOPIXは0.75ポイント(0.05%)安の1582.13

  昨日の米国株市場ではアップルなどテクノロジー株が買われ、FANG+指数は昨年11月以来の高値を付けた。S&P500種株価指数は5営業日続伸し、ことし最長の上昇期間に並んだ。

  三菱UFJ国際投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジストは「足元の米国経済は昨年12月の株価急落前に危惧されていたほど悪くない。米国株の強さは日本株高を支えている」と語った。ただ、「日本は米国に比べて景況感がはるかに悪く、欧州よりも劣る。国内企業の業績見通しは当初の想定より下方修正せざるを得ない。日本株に強気にはなりにくい」とみていた。

6日は小反発

  TOPIX、日経平均とも上昇で開始したが、企業業績の懸念から上値を追う動きは限定的だった。2018年10-12月期営業利益が市場予想を下回ったスズキやNTTデが下落。午後にはトヨタが今期純利益予想を減額し、株価が0.7%下落した。

  トヨタについて三菱U国際の石金氏は「下方修正は相当事前に織り込んでいた。投資家の視点は来期に移り、為替と米経済の先行きを見極めることになりそう」と述べた。トヨタ決算までを考慮した日本企業の10-12月期業績は「前年比で減益に転じるなど当初期待が外れた」と言う。

  日本時間6日午前に始まったトランプ米大統領の一般教書演説では、不法移民との闘いは道義的責務だと述べ、国民に理解を訴えた。米S&P500種Eミニ先物はほぼ横ばいで推移し、日本株への影響は限定的だった。

  楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは「米経済は米中貿易摩擦の影響を吸収できるだけの強さが直近のデータで確認され、米国株は買い戻し局面からトレンド転換を目指す状況に入りつつある」との見方だ。米国株が戻っている間は「投資環境改善から日本株も買い戻しが継続。ただ、中国景気懸念や企業業績面からは積極的に買い上がれない」と話していた。

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