コンテンツにスキップする

トランプ大統領が2回目の一般教書演説へ、国境の壁建設の訴えが柱か

  • テーマは「偉大さの選択」、楽観的で結束促す内容と政権スタッフ
  • 非常事態宣言や米朝首脳会談への言及があるかどうかも注目点に

トランプ米大統領にとって2回目となる一般教書演説は、近年の歴代大統領による同演説の中でも最も劇的なものの1つになりそうだ。

  今年の一般教書演説は5日夜、上下両院合同会議で行われる。トランプ大統領はニュースの種になるような演説内容となる可能性を示唆している。国境の壁を巡る非常事態宣言への言及のほか、薬価やエイズに関する提案、米朝・米中首脳会談の日程・開催地の言明などが考えられる。

  演説草稿を事前に見た政権スタッフは、楽観的で結束を促す内容だと説明した。テーマは「偉大さの選択」とされる。しかしトランプ大統領のこれまでの民主党への働き掛けは溝を埋めるというより、戦略的で不和を引き起こすようなものだった。大統領の国境の壁建設の訴えは演説の柱となる可能性が高く、また支持者の取りまとめに向け人工妊娠中絶反対に言及する可能性もある。

  ホワイトハウスによれば、トランプ大統領のメラニア夫人が同演説に招くのは、不法移民によって先月殺害されたとされるネバダ州のカップルの家族や、人身売買問題を扱う国土安全保障省の職員ら。

  トランプ大統領は壁建設予算の議会承認を迂回(うかい)できるとして非常事態宣言を行う考えを示しており、一般教書演説でこうした意向をさらに強く示唆する可能性がある。だが、そのような動きには一部共和党議員からも反対の声が上がっており、同宣言が行われれば法廷で争うとしている民主党の反発を呼ぶのは必至だ。

  政権スタッフの話では、トランプ大統領は移民や薬価、エイズウイルス(HIV)感染予防、国家安全保障、インフラなどの問題で超党派の解決に向けた展望を示す見通し。大統領は経済的繁栄の共有や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の実績、ベネズエラのマドゥロ大統領退陣や貿易問題で中国に譲歩を強いる取り組みで国民に団結を呼び掛ける。また、トランプ氏は民主党に対し、自分のビジネスや政権を調査するのではなく、自分と一緒に法案成立に集中するよう促す見込み。

原題:Trump’s State of Union Expected to Underscore Political Rancor(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE