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パナソニック株が3カ月ぶり大幅安、車載電池不振で営業益下方修正

  • 一時前日比6.4%安、昨年11月1日以来の下落率
  • 「テスラの動向など不透明」で投資判断「中立」に下げ-野村証
Panasonic Corp.'s Automatic Translation Megaphone
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Panasonic Corp.'s Automatic Translation Megaphone
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

パナソニック株が下落。前日発表した決算で、米電気自動車(EV)メーカー、テスラと提携する車載電池や家電が伸び悩み、今期(2019年3月期)の営業利益計画を下方修正した。

  一時前日比6.4%安の993.2円まで下落した。昨年11月1日以来の下落率となっている。

通期計画
  • 売上高予想8.1兆円、従来予想8.3兆円、市場予想8.3兆円
  • 営業利益予想3850億円、従来予想4250億円、市場予想4187.1億円
  • 純利益予想を2500億円に据え置き、市場予想2504.9億円

  野村証券の岡崎優アナリストは4日付のリポートで、優良キャッシュカウとしての家電の安定性や車載関連の成長ペースに、より慎重な見方をとる必要があると指摘。特に車載では「主要顧客であるテスラの動向など不透明感が増している」とし、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

  発表によると、セグメント別で売上高と営業利益の下方修正額が最も大きかったのは車載電池を取り扱うオートモーティブ&インダストリアルシステムズ。10月と比較し、売上高で850億円減、営業利益で360億円減となった。

  同セグメントのうち、車載電池を手掛けるエナジー事業の売上高は、北米車載電池工場の生産期ずれや生産ロスの改善の遅れにより、730億円の下方修正となった。固定費削減や法務関連費用見直しにより、営業利益は20億円の下方修正。

  全体の営業利益計画は、退職給付に関連する負債の見直しにより約830億円の収益を1-3月期に計上する関係でかさ上げされている。

  会見した梅田博和最高財務責任者(CFO)は、米電池工場の35ギガワット時の年間生産能力を確立するのは19年3月を目標とし、10-12月期以降にフル操業が実現すると説明した。テスラ関連事業の業況については、「第2四半期から良化している」との認識を示した。

Inside The Panasonic Corp. Technics Factory

パナソニックは営業利益計画を下方修正

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

オートモーティブ&インダストリアルシステムズの各部門の売上高と営業利益

売上高修正額営業利益修正額
オートモーティブ9727 ▲90 44▲230
エナジー7150▲730201 ▲20
インダストリアル9391▲200358▲130

(単位:億円)

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