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超長期債が上昇、10年入札結果で需給の良さを確認-オペ減額には警戒

更新日時

債券市場では超長期債相場が上昇。この日に実施された10年国債入札が順調だったことを受けて足元の需給の良さがあらためて確認された。長期金利がマイナス圏で推移する中、30年債や40年債などにはプラス利回りを求めた投資家の買いが入った。

  • 新発30年物61回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.595%
  • 新発10年物353回債利回りは横ばいのマイナス0.015%
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比4銭安の152円69銭。一時は152円74銭まで上昇

市場関係者の見方

 三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • マイナス利回りでの10年債入札は非常に注目されたが、あらためて好需給が確認される結果になった
  • 年度末に向けて余った資金を円債でつぶさざるを得ないという動きも意識され、午後の取引では30年債を中心に買われた
  • 一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の低下が一服している米長期金利とは乖離(かいり)して、過度な需給逼迫(ひっぱく)要因で円債は長期金利がマイナス圏で定着
  • 日本銀行のオペ減額リスクを気にしなくてはいけない面も

10年債入札

  • 最低落札価格は101円11銭、市場予想は101円10銭
  • 応札倍率4.80倍と2005年2月以来の高水準、前回は4.04倍
  • テールは1銭と、前回と同水準
  • 平均落札利回りマイナス0.013%、最高落札利回りマイナス0.012%
  • 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
    • 高い応札倍率で順調に消化され、マイナスの利回り水準は何の影響もなかった
  • 過去の10年債入札の結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.170%-0.160%-0.015%0.415%0.595%0.680%
前日比+0.5bp+1.0bp 横ばい 横ばい-1.0bp-1.0bp
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