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2月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数3日続伸-ポンドは安い、離脱協議継続

  4日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が3営業日連続で上昇。薄商いの中をドルの買い戻しが入った。一方、ポンドは下落。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る展開に引き続き注目が集まった。

  ポンドは約1週間ぶりの安値に下げた。クラーク英民間企業・エネルギー・産業戦略相は英工場でスポーツタイプ多目的車(SUV)「エクストレイル」を生産する計画を断念した日産自動車について、英政府の助成金を望んでいるなら再申請する必要があると述べた。

  メイ英首相が5日に北アイルランド訪問を予定する中、英政府の報道官はアイルランド国境を巡るバックストップに関して保守党が建設的な協議を行ったことを明らかにした。

  ニューヨーク時間午後4時23分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対主要10通貨で全面高となった。ドルは対円で0.4%高の1ドル=109円92銭。ドルはユーロに対し0.2%高の1ユーロ=1.1435ドル。ユーロは円に対して0.2%上げて1ユーロ=125円70銭。ポンドはドルに対して0.3%安。

  大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長は米国の賃金上昇率が今年は4%超に加速すると予測。「現状は基本的に、堅調な賃金の伸びを伴う実に力強い経済で、今年改善すると思う」と述べた。

  今週は中国が春節(旧正月)のため休場で、薄商いが続く可能性もある。

  米経済指標は昨年11月の製造業受注が前月比0.6%減。市場予想は0.3%増だった。この日はクリーブランド連銀のメスター総裁が発言する予定。6日にはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演を予定している。

欧州時間の取引

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数が上昇。円安に後押しされた。1日発表された米経済指標が堅調だったことで、週初の地合いが定まった。
原題:Dollar Gains, Pound Slips as Brexit Talks Continue: Inside G-10(抜粋)
Dollar Rises a Third Day Before Fed’s Mester, Data: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500は4日続伸、ハイテク株に買い

  4日の米株式相場は上昇。一連の米企業決算の発表を控え薄商いとなる中、テクノロジー銘柄中心に買いが入った。米国債は続落。

  • 米国株は上昇、S&P500種が12月以来の高値-ハイテク買われる
  • 米国債は続落、10年債利回り2.72%
  • NY原油は反落、米在庫急増との報道や製造業受注の軟調で
  • NY金は続落、米雇用統計受けドルと米国債利回りが上昇

  S&P500種株価指数は4営業日続伸。終値ベースで12月3日以来の高値となった。エヌビディアやアドビ、マイクロソフト、アップルがナスダックの指数を押し上げた。このほか中国との通商合意に向け米政権は「非常にうまくやっている」と、トランプ米大統領が週末放映されたインタビューで述べ、合意への楽観が強まった。

  S&P500種は前週末比0.7%高の2724.87。ダウ工業株30種平均は175.48ドル(0.7%)上昇し25239.37ドル。ナスダック総合指数は1.2%高。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.72%。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングで在庫が急増したと、データ提供会社ジェンスケープが報告したと伝えられた。昨年11月の製造業受注が予想に反し減少したことで、需要懸念も広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は70セント(1.3%)安の1バレル=54.56ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は24セント下がり、62.51ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は続落。前週発表の米雇用統計で雇用者数が予想を上回る大幅増加となったことを受けて、ドルと米国債利回りが上昇。金の逃避需要が弱まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.2%安の1オンス=1319.30ドルで終了。

  元メリルリンチのトレーダーで市場分析のニュースレターを創設したトム・エッセイ氏は顧客へのリポートで、「S&P500種は経済と決算、金融当局の完璧な状態を織り込んでいた。前向きな改善がかなり見られるものの、現時点ではまだそこまでの距離はかなりある」と指摘した。

  比較的ハト派的な米金融当局の見解や、ワシントンでの米中通商交渉など、材料が先週の後半に集中していたのに比べ、4日は材料難が際立った。中国が春節(旧正月)のため今週休場となっていることも、特にアジアで静かな取引に貢献した。

  米国債は投資適格級社債の発行予定が意識され、朝方に年限を問わず売りが膨らんだ。10年債利回りは日中、2.733%に上昇する場面があった。
原題:Tech Leads U.S. Stocks Higher; Dollar Advances: Markets Wrap(抜粋)
USTs Cheapen as Supply Influx Looms; Curve Steepens Out to 10s
Oil Slides as U.S. Stockpiles Swell, Factory Orders Disappoint
PRECIOUS: Gold Slips as Dollar, Yields Rise on Economic View

◎欧州債:イタリア債は変わらず、一時は10年債利回り6bp上昇も

  4日の欧州債市場ではイタリア債の値動きが日中に上下に変動したものの、ほぼ変わらずで取引を終えた。ドイツ債は下落した。

  • イタリア債のイールドカーブはフラット化。10年債利回りはイタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁の発言に影響を受け、一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した場面もあった
  • ドイツ債のパフォーマンスは米国債と英国債を上回った
  • ドイツ10年債利回りは2bp上げて0.18%、フランス10年債利回りは2bp上昇して0.59%、イタリア10年債利回りは1bp上昇の2.76%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Steady, Bunds Decline; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します.)
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