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アップルの買収標的はネットフリックスやソノスなどか-JPモルガン

更新日時
  • ビデオゲームやコンテンツ、スピーカー分野に戦略的価値
  • こうした買収観測は投機的で理論上のものでしかない-チャタジー氏
Apple Inc. iPhone 6s Goes On Sale

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

Apple Inc. iPhone 6s Goes On Sale

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

米アップルの投資家は、多額の手元現金を企業買収に使うことを同社に期待している公算が大きく、ネットフリックスやアクティビジョン・ブリザード、ソノスなどが戦略的に最適な標的企業だとJPモルガンは指摘した。

  アップル株は主力の「iPhone(アイフォーン)」の需要見通しへの懸念を背景に、昨年10月の高値から25%余り下落している。最近発表した10-12月期決算は、スマートフォン販売鈍化が響き、減収となった。

  JPモルガンのアナリスト、サミク・チャタジー氏はリポートで、このような環境やアップルが保有する1300億ドル(約14兆円)の純現金、さらに配当後ベースで毎年生み出される平均450億ドルのキャッシュフローを考慮すれば、アップルが「テクノロジー分野で時折見られる混乱から事業を守るためバランスシートの強みを活用する」ことを投資家は望んでいそうだと指摘した。JPモルガンはアップル株の投資判断を「オーバーウエート」とし、目標株価を228ドルとしている。

JPMorgan speculated on potential strategic fits that Apple could buy

  チャタジー氏はその上で、こうした買収観測は投機的かつ理論上のものでしかないと指摘。アップルがこれまで他の企業の積極的な買い手ではなかったことを踏まえれば、そうした買収は異例の動きとなる。ブルームバーグのデータによると、アップルが上場企業を買収したのは2回だけだ。

  アップルやネットフリックス、アクティビジョンに取材を試みたが、現時点では返答はない。ソノスの広報担当はうわさや臆測にはコメントしないと述べた。

  JPモルガンの見方ではビデオゲームやビデオコンテンツ、スマートホームスピーカーなどがアップルにとって「戦略的に最も価値を持つ」業界で、サービス面で「潜在的な成長機会を提供する」という。ネットフリックスはアップルのコンテンツ面では「戦略的に最も適している」ものの、「ネットフリックスが控えめなプレミアムで身売りする可能性は低いため、両社統合の可能性は低いと当社は判断する」とした。また、スピーカーのカテゴリーは「顧客との強い関わりに重点が置かれ」、「アップル・ミュージックのサービスで相乗効果」をもたらすと分析した。

原題:Apple Buyout Targets Could Include Netflix, JPMorgan Says (3)(抜粋)

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