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ビル・グロース氏が引退、PIMCOで「債券王」として君臨

更新日時
  • ジャナスに移って4年余り、40年超のキャリアに終止符
  • ジャナスでリターンは年1%未満、パフォーマンスは年々落ちていた
ビル・グロース氏

ビル・グロース氏

Photographer: Patrick T. Fallon
ビル・グロース氏
Photographer: Patrick T. Fallon

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)でかつて数十年にわたり「債券王」として君臨したビル・グロース氏が、現役を引退する。グロース氏は自身が共同創業したPIMCOを4年余り前に飛び出し、ジャナス・ヘンダーソンに移っていた。

  グロース氏(74)は4日、「40年以上にわたった自分のキャリアでは、素晴らしい経験をした。常に顧客の利益を第一に考えようと努めながら、債券のアクティブ運用を考案し、それをさらに革新させてきた」と発表。「2つの会社には礼を言うべき多くの友人や仲間がいる。共通の利益を持ってともに働いたチームがなければ、何も成し遂げられなかった」と述べた。

引退について話すビル・グロース氏

Daybreak: Americas." (Source: Bloomberg)

  グロース氏は2014年9月、PIMCO経営陣と衝突する中で突然、同社を退社。直ちにジャナス・ヘンダーソンのアンコンストレインド・ボンド・ファンドの運用を引き継いだが、年率のリターンは1%未満にとどまり、PIMCO時代の輝かしい成績には大きく見劣りがした。同ファンドにグロース氏は7億ドル(約770億円)の個人資産を投入したが、多くの外部資金を引きつけるには至らず、競合他社と比較したパフォーマンスも年々落ちていた。

  ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じたグロース氏は、「振り返ってみれば、過去4年間のアンコンストレインド・ファンドのパフォーマンスは満足の行かないものだった。それは間違いない」と語った。恐らく、ジャナスで「トータルリターン戦略を堅持し、もっと抑制するべきだった」と続けた。

  ジャナスの発表文によると、グロース氏は今後、個人資産の運用に力を入れるほか慈善活動も継続する。同氏は過去20年で8億ドルを慈善事業に寄付していた。

原題:Bill Gross Retires After Storied Four-Decade Career in Bonds (2)
Bill Gross Retires After Storied Four-Decade Career in Bonds (3)(抜粋)

(第4段落以降にブルームバーグテレビジョンとのインタビューなど加えます.)
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