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メルケル首相来日、自由貿易推進で日独連携強調-首脳会談

更新日時
  • 日欧EPAでの経済関係強化、英のEU離脱への対応での連携も確認
  • 安全保障分野の情報保護協定の締結に向け大筋合意
メルケル首相

メルケル首相

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
メルケル首相
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツのメルケル首相が4日来日し、安倍晋三首相と首脳会談を行った。両首脳は1日に発効した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)に基づく経済関係の強化や、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る対応での連携を確認した。

  メルケル氏の来日は2016年の7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)以来、3年ぶり。今回の来日にはシーメンス、バイエルなど独大手企業の幹部も同行しており、安倍首相との懇談の場も設けられた。米国と中国の貿易摩擦など保護主義的な動きが広がる中、自由貿易体制の維持に向けて日独両国の連携を強化するのが狙いだ。

  会談後の共同記者会見で安倍首相は、日欧EPA発効で誕生した「世界最大の自由な先進経済圏を日独でけん引していく」と強調。そのためには「欧州および世界経済に対する英EU離脱の影響を最小化する必要がある」として、「合意なき離脱は回避すべきだ」と述べた。メルケル首相も合意なき離脱にならないよう全力を傾けているとした上で、離脱合意の再交渉には応じない考えを示した。

  首脳会談では、6月に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会合に向けた協力について話し合ったほか、安全保障分野では、軍事やテロなどに関する機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結に向けて大筋合意した。

  メルケル氏は5日まで日本に滞在し、天皇陛下や皇太子殿下とも面会する。  

(首脳会談終了を受け、時制を変更、両首脳の発言を追加して更新します.)
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