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新興国市場の回復にだまされるな-アセットマネジメントOne

  • 上昇が続くと考えてよいのは3つの条件を満たす国の資産のみ
  • インドネシアやブラジルが当てはまる-松本聡氏

「辛抱強い」米金融当局が後押ししている新興国資産の回復が2019年いっぱい続くとは信じないほうがいい。アセットマンジメントOneのファンドマネジャー、松本聡氏がこうアドバイスする。同氏は米中貿易摩擦の中でまず中国、続いて米国が減速し、新興市場資産の重しになるとみている。

  新興市場株は1月、2016年3月以来で最良の月間パフォーマンスとなり、通貨も1年ぶりの月間上昇率を記録したが、その中で上昇が続くと考えてよいのは堅調な成長と緩やかなインフレ、大きな政治リスクがないという3つの条件を満たす国の資産のみだと同氏は指摘した。インドネシアやブラジルが当てはまるという。 

Is Recovery Continuing in 2019?

  松本氏は電話インタビューで、「今年の新興国投資については良いところとそうでないところを見極めないといけないと思う」とし、米金融当局が予想よりハト派的だったことで最近の新興市場資産値上がりが想定よりも長続きする可能性があるものの、17年のようなゴルディロックス(適温)環境にはならないと見方を示した。「雰囲気は去年より良くなっている」と思われるが、「どんどんオーバーウエートしているような状態ではないだろう」と語った。

  同氏のファンドはブラジルとインドネシアの債券と通貨をオーバーウエートとする一方、中国経済減速の影響が大きい南アフリカ共和国はアンダーウエートにしているという。

原題:Don’t Be Fooled by Emerging-Market Comeback Says This Japan Fund(抜粋)

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