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外国人投資家に「お年玉」-中国が旧正月控え資本市場の開放進める

  • 海外投資家に本土勢と同じ投資の選択肢を付与する-開源証券
  • QFII、RQFII両制度は統合される予定

中国が本土金融市場の4日からの休場前に、旧暦の新年を共に祝おうと海外投資家に「お年玉」を配った。本土資本市場のほぼ全てに、外国人投資家のアクセスを認める用意があると表明した。

  春節(旧正月)の大型連休に伴う1週間の休場を控え、中国当局は多数の新たなルールを打ち出した。1月31日遅くには、自動的な追い証発生基準の廃止と信用取引や空売りで受け入れられる担保の種類拡大、リスクが高めの資産に対する資本要件引き下げを通じた証券会社による株式・上場投資信託(ETF)への投資促進、外国投資家の投資範囲拡大など改革パッケージを公表した。

  適格外国機関投資家(QFII)に認める投資範囲を拡大する方針も盛り込まれた。

  開源証券の楊海アナリストは、海外投資家に本土勢と同じ投資の選択肢を付与することになると指摘し、「中国株のヘッジもしくは空売りしたいと考える機関投資家が将来的に市場に参入する可能性が高い」と述べた。「米中通商交渉だけでなく、これまで約束してきた金融市場開放に関連する」動きだとの見方を示した。

現規定下で利用可能な投資

追加が提案された投資対象

取引所に上場している株式および債券金融先物
本土の銀行間債券市場で取引されている債券商品信用取引および証券貸し出し
証券ファンドオプション
株価指数先物プライベート投資ファンド
全国中小企業股份転譲系統(NEEQ)上場株
債券レポ
商品先物

  オフショア投資家絡みで31日に発表された規定変更はQFII中心だった。QFIIは本土と香港の株式・債券市場接続と並び、外国人投資家が本土資本市場に参加する重要な経路。

  中国政府は1月14日、QFIIを通じた投資枠を3000億ドル(約32兆7000億円)に倍増。2013年7月以来の枠拡大だった。当局はまたQFII、人民元適格外国機関投資家(RQFII)両制度を統合する予定も示した。証券監督管理委員会(証監会)は声明で、「現行の適格投資家制度は市場参入要件や投資事業、継続的な監視といった点で新たな市場環境にもはや適応していない」と説明した。

原題:China Meets Foreign Investors’ Demands With Latest Rule Changes(抜粋)

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