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TOPIXが小反落、中国景気懸念と決算失望-金融や任天堂安い

更新日時
  • 中国の製造業PMI低下は景気減速を裏付けー三井住友AM・市川氏
  • ゲーム機販売不振の任天堂や赤字の野村HDが売られ、決算警戒続く
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

1日の東京株式市場ではTOPIXが小幅反落。中国の経済指標悪化が懸念される中、業績不安から任天堂や野村ホールディングスなど金融株が下落した。米中貿易摩擦の緩和期待から電機や精密機器など輸出関連の一角は買われ、日経平均株価は小幅に続伸した。

  • TOPIXの終値は前日比2.86ポイント(0.2%)安の1564.63
  • 日経平均株価は同14円90銭(0.1%)高の2万0788円39銭

  中国の財新伝媒とIHSマークイットが1日発表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)は48.3に低下し、市場予想の49.6を下回った。一方、トランプ米大統領は1月31日、米中通商協議について「非常に大きな進展」があったと発言。中国は米国からの農産物やエネルギーなどの輸入を大幅に拡大することを確約した。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、「米中貿易摩擦の緩和期待という好材料を午前で織り込んだ後、中国PMIの悪化で景気減速が裏付けられ、買い進みにくくなった」と話した。米中通商協議については「協議の継続は好感されたが、中国側から出てきた米農産物やエネルギー輸入の拡大は想定されていたこと。構造問題では進展がなく、いったん材料出尽くしとなった」と言う。

  米中通商問題への懸念後退で、日経平均は午前に前日比156円高の2万0929円まで上昇した。しかし中国PMIの悪化などを受けて失速、TOPIXとともにマイナス圏に転落した後は前日終値を挟んで推移した。ゲーム機スイッチの販売予想を下方修正した任天堂が9.2%下げたほか、四半期減益のみずほフィナンシャルグループ、赤字の野村HDも売られ、決算への警戒感も続いた。

  日本時間今夜には米国で雇用統計やISM製造業指数が発表される。岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一部長は「これら統計を見極めたいとして、株価が上昇した場面でいったん利益を確定する動きが出た」と指摘していた。

1日は小幅に反落
  • 東証1部33業種は任天堂の急落でその他製品が下落率1位、銀行、証券・商品先物取引、鉄鋼、電気・ガスも上位
  • 精密機器、電機、医薬品、小売は上昇
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