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1月31日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が下げ埋める、米雇用統計の発表控え

  31日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨に対しまちまち。月末のドル売り圧力が和らぎ、ブルームバーグのドル指数は下げを埋めた。トレーダーの注目は、米連邦公開市場委員会(FOMC)から2月1日発表の米雇用統計に移った。

  ドル指数は一時の0.3%低下から切り返し、小幅高となった。ただ月間ベースでは1.3%下げ、1年ぶりの大幅下落。この日はユーロが1ユーロ=1.1450ドルを割るなど軟調。ドイツ経済の弱さが続いており、通年の成長率は12月に公表したばかりの予測を大幅に下回る見通しだと欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーが発言し、ユーロを圧迫した。

  ニューヨーク時間午後4時44分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは対円で0.1%下げて1ドル=108円90銭。ユーロはドルに対し0.3%安の1ユーロ=1.1447ドル。

  米中貿易に関してトランプ大統領は、自らが中国の国家主席と会談するまで最終的な決着はないとツイート。その後、3月1日までに合意が得られる可能性を示唆した。

  主要10通貨のうちドルに対しての上昇が目立ったのは、株高に連れて値上がりしたオーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルだった。

  ドルは円に対し小幅下落。一時は108円50銭まで下げた。米金融当局の姿勢の変化は「ドルの軟調継続の前兆だ」と、TDのストラテジストらは指摘した。

欧州時間の取引

  ドル指数が4カ月ぶり低水準からやや持ち直し。イタリアのリセッション入りが明らかになった後、ユーロは上昇分を失った。株高を受けたリスク選好ムードの高まりで、オーストラリア・ドルなどの資源国通貨が買われた。
原題:Dollar Rebounds Ahead of Friday’s U.S. Jobs Data: Inside G-10(抜粋)
Dollar Climbs From 4-Month Low as Euro Erases Gain: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株上昇、月間では3年ぶり大幅高-決算好感

  31日の米株式相場は上昇。月間ベースでは過去3年で最大の上げとなった。予想を上回る企業決算が買い材料。米連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派傾斜も、投資家のセンチメントを押し上げた。

  • 米国株は上昇、予想上回る決算やFOMCハト派シフトで
  • 米国債は上昇、FOMC後のハト派的なモメンタム継続
  • NY原油先物は反落、1月としては過去最大の上昇
  • NY金先物は上昇、FOMCに反応-月間でも高い

  テクノロジー株が上昇を主導し、S&P500種株価指数は終値で8週ぶりの高値となった。決算が好感され、ゼネラル・エレクトリック(GE)とフェイスブックが急伸。米国債利回りは低下。FOMCを受けたハト派的なモメンタムが続いた。FOMCは金利に関して「辛抱強くなる」としたほか、バランスシートの縮小について柔軟に対応する方針を示唆した。

  S&P500種は前日比0.9%高の2704.10。ダウ工業株30種平均は15.19ドル(0.1%)安の24999.67ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米国債市場では10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.63%。

  エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン氏はインタビューで、「市場は再び決算に注目している」と指摘。「ニュースの大半は安心感を与えるもので、それが株高を支えた」と述べた。

  S&P500種は月間ベースで2015年10月以来の大幅高。経済指標の軟化にもかかわらず当局が引き締め政策を維持するとの懸念は、前日のFOMC声明を受けて和らいだ。企業決算の他には、ワシントンで開かれている米中貿易協議に注目が集まっている。トランプ大統領は交渉はうまく行っていると述べつつ、習近平国家主席と自分が「近い将来に」会談するまで最終的な合意はないとの認識を示した。

  ニューヨーク原油先物は反落したものの、1月としては過去最大の上昇率を記録した。今月は石油輸出国機構(OPEC)減産の影響が広がり始めたほか、世界経済に関する不安も和らいだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は44セント(0.8%)安の1バレル=53.79ドルで終了。月間では18%高と、1月としては記録が残る1983年以降で最大の上げ。ロンドンICEの北海ブレント3月限はこの日、24セント高の61.89ドルで終えた。月間では15%上昇。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。米金融当局が当面利上げを見合わせると示唆したことが背景。成長減速や米中貿易摩擦に対する逃避需要が強まる中、月間ベースでは4カ月連続の上昇となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.7%高の1オンス=1325.20ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Climb Toward Best Month in Three Years: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Climb, Eurodollars Surge as Dovish Momentum Extends
Oil Scores Best January on Record as Supply Cuts Revive Market
Gold Rewards the Bulls in January as Fed’s Message Fuels Gains

◎欧州債:スペイン債などブルフラット化、イタリア債ほぼ変わらず

  31日の欧州債市場では、スペイン債を中心に欧州国債の利回り曲線がフラット化した。リセッション(景気後退)入りが明らかになったイタリアの国債はアンダーパフォームした。

  • スペイン10年債利回りは2018年4月以来の水準に低下。準中核国の水準に近づいており、ポルトガル債利回りもつられて低下した
  • 月末特有の資金流入を追い風に、ドイツ債利回りは2016年11月以来の低水準に近づいた
  • 英国債はドイツ債に0.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)アンダーパフォーム。欧州委員会のゼルマイヤー事務総長と欧州議会で英離脱問題を担当するフェルホフスタット議員が英議員と2月4日にブリュッセルで会談すると、事情に詳しい関係者が述べた
  • ドイツ10年債利回りは3bp低下の0.16%、スペイン10年債利回りが6bp下がり1.19%、イタリア10年債利回りは1bp低下の2.59%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:European Bonds Bull Flatten, Italy Steady; End-of-Day Curves(抜粋)
EU’s Selmayr, Verhofstadt Said to Meet U.K. Lawmakers on Monday

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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