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超長期債が大幅高、長期金利マイナスで資金流入ー日銀オペ計画も影響

更新日時

債券市場では超長期債相場が大幅高。米国の追加利上げ観測の後退や日本銀行の国債買い入れオペ運営方針が据え置かれたことに加え、長期金利がマイナス金利幅を深めたことでプラス利回りを求めた買いが優勢となった。

  • 10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.025%。新発債として4日以来の低水準
  • 新発20年債利回りは2016年11月、新発30年と新発40年債利回りは同12月以来の水準に低下
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比20銭高の152円89銭。日中取引ベースでは約1カ月ぶり高値水準

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米金融当局は3月にかけてゆっくり軌道修正すると思っていたが、急ハンドルを切ってしまった
  • 日銀オペ方針は超長期ゾーンを中心に金利が多少上がるような配慮が一部で期待されていたが、はしごが外される結果になった
  • 円高リスクや高いヘッジコストなど、なかなか外債に資金を向けにくいとなると、ある程度利回りのある円債の長いところを買いにいく感じになっている
  • 来週は10年債入札の後に残存5-10年のオペが2回予定されており、長期金利の低下をあおるようなスケジュールで余計に買いを誘っている面もある

  
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国の利上げは当面なさそうなので、景気がどちらの方向に進んでいくか見極める状況では債券もしっかり
  • 超長期債しか資金の行き場がなくなっておりやむを得ない
  • 20、30、40年債が0.4%、0.6%、0.7%の節目にきており、ここを超えてどんどん買うかと言われれば、目先の材料を考えても微妙な感じ

2月の国債買い入れオペ方針

  • 各年限のオファー金額のレンジや回数は前月から変更なし
  • 日銀:2月国債買い入れ、1月から変更なし-入札翌日オペ一部見送り
2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.180%-0.025%0.410%0.595%0.680%
前日比-1.0bp-1.5bp-2.5bp-3.5bp-5.0bp-5.5bp
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