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日銀の買いオペ方針、2月も変更なしが有力ー長期債回数減との声も

Bank of Japan Haruhiko Kuroda Holds News Conference Following Rate Decision
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Bank of Japan Haruhiko Kuroda Holds News Conference Following Rate Decision
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行がこの日の午後5時に公表する2月の長期国債買い入れオペの運営方針について、全年限で購入額や実施頻度とも1月に続いて変更がないとの見方が有力視されている。もっとも、海外市場のリスク回避の動きが一段落しており、一部には長期ゾーンのオペ回数が削減されるとの予想もある。

市場関係者の見方

◎SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 特に変更はないと予想
  • 2~7年のカーブ形状は気になるところだが、現状のオファー金額レンジ・回数を変更する必要性は大きくないと判断
  • FOMCの決定を受けて円高圧力が加わっている中で、日銀が金融政策の引き締め的なスタンスを打ち出すこともないだろう

  
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • FOMC後に1ドル=109円前後までの円高圧力が浮上しているこのタイミングで、日銀が減額示唆などを打ち出すことはないとみる
  • ただ、2月22日の「市場調節に関する懇談会」などを見据え、オペ減額観測は2月以降も膨らんでいくとみられる

  
◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 市場予想は変更なしが8割、5ー10年オペ回数減が2割程度か
  • 2月22日にオペ懇があることを踏まえると、2月の計画は変更なしとみる。その場合は、市場は特に反応しないだろう
  • 5ー10年回数減の場合、月間買い入れ額は1500億円減額とみるが、市場では1回当たりの5000億円の買い入れは多過ぎるという見方も強い

  
◎BNPパリバ証券の井川雄亮債券ストラテジスト

  • 基本的に月間の買い入れ頻度やレンジ額の変更は見込んでいない
  • 残存5-10年の買い入れレンジについては3000億~5500億円へ下方シフトされる可能性を40%程度みている
  • 現状の買い入れ額を維持すると、4 月の発行減額後に5ー10年セクターの買い入れ額は発行額以上になってしまう。4月までにこのセクターを減額する可能性は高い  

  
◎みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジスト

  • 5ー10年オペの回数が5回から4回に削減された上で、レンジの上限が6000億円から6500億円へ変更されることを見込む
  • 1 月はオペの減額が実施されなかったが、海外のリスクオフが一服したことで日銀にとっては減額を行いやすい環境
  • 日銀が1月に短国オペを増額し、マネタリーベースの増加ペースを底上げしたことも長期債の減額を行いやすくする要因

1月の買い入れ実施状況(金額は億円、程度)

回数購入額レンジ(中央値)直近の
オペ額
1年超3年以下2500~4500(3500)3500
3年超5年以下3000~5500(4250)4000
5年超10年以下3000~6000(4500)4300
10年超25年以下1500~2500(2000)2000
25年超 100~1000( 550) 500
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