コンテンツにスキップする

任天堂:スイッチ販売見込みを下方修正、年末商戦が伸び悩み

更新日時
  • 販売目標は1700万台に下方修正-従来2000万台
  • スマホ向けマリオカートは夏まで配信を延期

任天堂は今期(2019年3月期)の家庭用ゲーム機「スイッチ」本体の販売目標を下方修正した。年末商戦を終え、従来目標の達成が難しいと判断した。

  スイッチ本体の今期販売目標は1700万台(従来2000万台)となる。関連ソフトの販売目標は1億1000万本(同1億本)に上方修正した。

The 'Nintendo Check-In' Gaming Area Ahead of Earnings

スイッチ本体の販売目標は下方修正された

Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

  10ー12月期は任天堂にとって、年末商戦を含む最大のかき入れ時。家庭用ゲーム機「スイッチ」発売から2度目となり、今後の収益を占う意味でも重要視されていた。任天堂は「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」など人気ソフトを発売し、てこ入れを図っていた。

  古川俊太郎社長は「なぜ届かなかったのか、しっかり振り返って来期以降に生かしたい。あまり心配はしていない」と説明。「ビジネスを拡大していくうえで基盤はできつつある。来期は拡販の余地が残されている」と述べた。

  スマホゲーム向けのマリオカートシリーズ最新作も3月末までに配信予定だったが、品質向上や配信後のサービス内容拡充のため夏まで延期する。任天堂はスマートフォン向けゲームからの収益増加を図っており、新規のキャラクターを使った「ドラガリアロスト」もスマホ向けに配信していた。

  アシンメトリック・アドバイザーズのシニアストラテジスト、アミ-ル・アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は「予想よりも悪かった」と指摘。「発売から2年目で本体の売り上げの勢いが落ちている。大失敗だ」と話した。

  18年10-12月期の連結営業利益は、市場予想を上回った。19年3月期の業績計画に変更はない。

10ー12月期の業績
  • 売上高6083.9億円、市場予想5749.9億円
  • 営業利益1586.2億円、市場予想1472.4億円
  • 純利益1042.1億円、市場予想973億円

  同社の株価は、子供向けの需要を狙い18年4月に投入した段ボール製工作キット「ラボ」の不発を受け下落傾向にあったが、スイッチの発売から3年目を迎える今年は、ソフト販売への期待感などを背景に上昇基調だった。

年初からは上昇基調が続く
(古川社長のコメントやアナリストコメントを追加しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE