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米国債の入札規模、長期債が過去最高-財政赤字巡る批判の矛先に

  • 財務省の四半期入札規模、長期債が過去最高の840億ドル
  • 「憲法上の責務に対する注意を怠り失敗している」-シュルツ氏

米財務省は過去最大規模の国債発行計画を発表した。民主党はトランプ大統領主導で導入した減税の有用性を疑問視しており、トランプ氏の再選がかかる2020年大統領選での民主党の候補者に一段の攻撃材料を与えることになる。

  減税や歳出拡大、人口高齢化を主因に、連邦財政赤字は膨張する見通し。これを背景に、財務省はクオータリーリファンディング(四半期定例入札)での長期債の発行額を840億ドル(約9兆2000億円)に引き上げた。財務省が30日発表した。これは3カ月前の水準を10億ドル上回る。こうした高水準の借り入れは拡大しつつある財政赤字の穴埋めになる。ウォール街のストラテジストは、国債の新規発行が2年連続で1兆ドルを上回ると予想している。

  膨らむ米国の債務は既に20年大統領選での争点となりつつある。スターバックスのハワード・シュルツ前会長は今週、米国の債務水準は共和・民主両党が「憲法上の責務に対する注意を怠って失敗している」一例だと指摘した。同氏は大統領選への独立候補としての出馬を検討している。

  財政赤字を穴埋めする必要性に加えて、バランスシート上の債券を段階的に縮小するという連邦準備制度理事会(FRB)の戦略も発行額の増加につながっている。

Fed Factor

U.S. Treasury increasingly must deal with Fed's debt roll off

Source: Federal Reserve, U.S. Treasury, Bloomberg calculations

原題:U.S. Debt Sales Hit Records Again, Feeding Deficit Criticism (1)(抜粋)

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