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中国、トランプ大統領の脅しには開き直りで対応か-通商協議

  • 米国が要求する構造改革、中国側は受け入れに消極的と見込まれる
  • 中国はどこまで受け入れることが可能か一線引く-ピルズベリー氏
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Zach Gibson/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: Zach Gibson/Bloomberg

ワシントンで30、31両日に米国との通商協議に臨む中国の交渉担当者は、トランプ大統領に対峙(たいじ)するに当たって、米民主党が政府機関閉鎖の問題で用いた戦術を借用しようと考えるかもしれない。それは相手のはったりに対し開き直る作戦だ。

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ペロシ米下院議長

写真家:Al Drago / Bloomberg

  トランプ大統領は国家安全保障に欠かせないとして国境の壁建設予算を議会に求め、過去最長の政府機関閉鎖をもたらした。しかし、ペロシ下院議長はこの要求を拒み、大統領は25日、壁建設費用を確保することがないまま、国境警備を巡る与野党交渉のため3週間の閉鎖解除に応じた。

  トランプ氏の再選が懸かる2020年の大統領選まで2年を切った今、中国は当面、同大統領の要求をかわして、重要な決定については時間稼ぎをするため、民主党と同じような手法を模索する可能性がある。

  トランプ大統領は現在、中国の習近平国家主席と合意した3月1日までの貿易戦争「休戦期間」を念頭に、手痛いペナルティーを脅しに同国と対決しようとしている。米中通商対立の行方は世界経済にはるかに大きなインパクトを及ぼすもので、大統領は今回の交渉で中国の代表団を率いる劉鶴副首相との会談を予定している。

Day Two Of The World Economic Forum (WEF) 2018

中国の劉鶴副首相

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

  トランプ政権の当局者は中国に対し、米国産大豆や天然ガスの輸入拡大にとどまらず、国家主導の経済モデルへの構造改革や米国の知的財産保護で約束したことを守らせる厳格な執行の規定を提案している。しかし、中国としては自国の台頭を支えてきた経済システムに大掛かりな変更を加えることには消極的と見込まれる。

  ワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所でシニアフェローを務めるマイケル・ピルズベリー氏は29日、ブルームバーグテレビジョンに対し、中国の交渉担当者は受け入れる用意があるのは何で、「何が交渉に応じられないか」を米国側に明示することで、「一線を引くことになるだろう」との見通しを示した。

ハドソン研究所のマイケル・ピルスベリー氏

(出典:ブルームバーグ)

原題:U.S. Shutdown Shows China Calling Trump’s Trade Bluff Might Work(抜粋)

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