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鉄鉱石先物が急伸、ヴァーレ減産計画で供給不安-リオやBHPは上昇

  • ダム決壊事故で年間生産量を4000万トン減らす計画
  • 中国・大連の鉄鉱石先物は値幅制限いっぱい上昇

世界の鉄鉱石市場が大きく揺らいでいる。最大手であるブラジルのヴァーレが鉱山ダム決壊事故を受けて減産計画を発表したためだ。投資家が影響を把握しようとする中で、30日の株式市場で競合他社の株価は上昇。鉄鉱石先物は9%余り急伸した。

  ヴァーレのファビオ・シュバルツマン最高経営責任者(CEO)は記者会見で、一部の鉱山ダムを閉鎖することに伴い年間の生産量が4000万トン減少すると説明した。他のシステムを通じた生産増で埋め合わせるとした。同社は今年、4億トンの生産を計画していた。

Iron ore futures surge in Asia after Vale flags supply disruption

  鉄鉱石の供給が大きく落ち込んだ場合、リオ・ティントやBHPグループ、アングロ・アメリカンなど他の生産業者に追い風となる一方、世界の鉄鋼メーカーにとってはコスト増となる。

  シンガポール上場の鉄鉱石先物は一時9.5%高の1トン=86.10ドルと、2017年3月以来の高値を付けた。中国・大連の先物市場では値幅制限いっぱい上昇。オーストラリア株式市場ではリオが一時7.3%高の89.65豪ドルと取引時間中としては08年9月以来の高値を付けた。BHPは一時4.9%高、フォーテスキュー・メタルス・グループは同9.9%高。

原題:Iron Ore Rockets as Vale Supply Disruption Convulses Market (1)(抜粋)

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