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アップル、大中華圏で27%減収-売上高50億ドル失う

  • 中国はアップルのクックCEOの販売・生産戦略の要だった
  • アイフォーンは比較的高額でない中国メーカー製品に押され気味
Apple Cuts Outlook as Chinese Slowdown Hits Demand for IPhones
Photographer: Shawn Koh/Bloomberg
Apple Cuts Outlook as Chinese Slowdown Hits Demand for IPhones
Photographer: Shawn Koh/Bloomberg

米アップルのホリデー商戦を含む四半期の減収は、景気減速に見舞われる中国で同社が形勢不利になっていることを浮き彫りにした。

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、中国をアップルの販売・生産戦略の重要部分と位置付けており、同社は中国と香港で前会計年度に520億ドル(約5兆6800億円)近い売り上げを計上した。しかし、中国が2009年以来の低成長となった昨年10ー12月期に同社のグレーターチャイナ(大中華圏)部門は27%減収となったと発表した。これは売上高が50億ドル近く失われたことを意味する。

  クックCEOは決算発表後にアナリストとの電話会議で、「一部新興国市場でのマクロ経済状況の弱さは、われわれの当初の予想よりもかなり深刻だった。大中華圏では特にそうだった」と話した。

Growth Engines

Apple sees negative revenue growth for China and iPhone but services remain strong

Sources: Company filings, Bloomberg

  景気減速に加えて、中国の消費者は高価格なアップルのスマートフォンに背を向け、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や小米といった国内メーカーのあまり高額でない機種を選択する傾向を強めている。ストラテジー・アナリティクスのアナリスト、ニール・モーストン氏は「世界的なアイフォーン出荷の急減は、小売価格の高さや不利な為替レート、華為などライバル企業の価格攻勢、バッテリー交換プログラムによる買い換えサイクルの長期化、一部先進国市場での携帯電話事業者の販売奨励金減少、一部の新興国市場での需要減退が要因だ」とリポートで指摘した。

  アップルはアイフォーン販売の減少分をサービス収入で補完しようと取り組んでおり、クックCEOによると、大中華圏でのサービス収入は50%強増加した。ただ、ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)によると、中国政府によるビデオゲーム検閲がアップルの中国事業に「影響を及ぼした」という。

JLウォーレン・キャピタルの調査責任者がアップルのアイフォーン販売や中国事業の将来についてコメント

(出典:ブルームバーグ)

原題:Apple’s Sales Drop in China Means $5 Billion in Lost Revenue(抜粋)

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