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米中貿易協議、合意は困難か-財務長官は「大幅な進展」を予想

  • 30、31日に米で開催-米中首脳会談以降で最も高レベルの交渉
  • 重要問題を巡る両国の溝は埋まっていないと当局者
Port Area Ahead Of Hong Kong's Trade Figures

Photographer: Brent Lewin / Bloomberg

Port Area Ahead Of Hong Kong's Trade Figures

Photographer: Brent Lewin / Bloomberg

米中両国は30日から2日間の日程でワシントンで閣僚級の貿易協議を行う。両国経済に影を落としている貿易戦争の解決策を見いだす狙いだが、今回の協議で合意に至る可能性は低い。

  ムニューシン米財務長官は29日のFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、今週の貿易協議で「大幅な進展」があると予想していると語った。同長官はトランプ政権内で中国との合意を目指すべきだと最も強く主張している人の1人。

  一方、政権当局者や事情に詳しい関係者は、重要問題を巡る両国の溝は埋まっていないと指摘。米政権内で交渉をどのように進めるかを巡りなお議論が続き、米国側は協議の準備が整っていないとした。

  中国の習近平国家主席の最高経済顧問である劉鶴副首相率いる代表団と、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表による今回の協議は昨年12月1日の米中首脳会談以降で最も高レベルの交渉となる。今月には北京で実務レベルの協議が行われていた。またこのところの市場の混乱で、両国政府とも交渉の前進を公式に表明して投資家の不安を解消したいと考えている。

  トランプ大統領は劉副首相とワシントンで会談する見込みで、これはホワイトハウスが今週の協議をいかに重視しているかを示している。協議では、米国が求めている中国経済政策の構造改革や知的財産権問題での譲歩のほか、中国政府による米国からの輸入拡大の公約も取り上げられる見通し。

  専門家は、今回の協議で重要な進展がみられる可能性は低いとの見方を変えていない。米財務省出身で現在はブルッキングズ研究所でシニアフェローを務めるデービッド・ダラー氏は29日の会議で、「今週末には恐らく、協議は前進したと示唆する当たり障りのない声明が出されるだろう」と指摘。「彼らが今後数日で合意を打ち出せるとは思わない」と指摘した。

原題:U.S. and China Talking Some More But Deal Prospects Still Slim(抜粋)

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