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12月の鉱工業生産、2カ月連続低下-基調判断は据え置き

更新日時
  • 基調として弱い、米中貿易摩擦の影響はある-農林中金総研・南氏
  • 1月は前月比0.1%低下、2月は2.6%上昇-製造工業生産予測調査

12月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は、前月比で2カ月連続で低下した。低下率は市場予想よりも小さかった。基調判断は「生産は緩やかな持ち直し」を据え置いた。経済産業省が31日発表した。

キーポイント


  • 前月比0.1%低下(ブルームバーグ調査の予想中央値は0.5%低下)の104.7-前月は1.0%低下
  • 出荷指数は前月比0.3%上昇と2カ月ぶり上昇、在庫指数は1.0%上昇、在庫率指数は2.2%上昇
  • 製造工業生産予測調査によると、1月は前月比0.1%低下、2月は2.6%上昇

          
生産の推移
エコノミストの見方



農林中金総合研究所の南武志主席研究員:

  • 誤差修正前の予測指数は強めの数字だったが、それがマイナスだった。出荷は0.3%上昇で悪くはない
  • 生産は10月が直近のピークだと思うが、10月分は9月の落ち込みの反動が入っており、実質的には17年12月がピーク。その後は足踏み状態
  • 基調として生産は弱い。輸出が昨年から鈍り、その分が出ていない。中国の減速、欧州が弱いというのもある。米中貿易摩擦の影響出てきている
  • 10-12月期のGDPは0.2ー0.3%のプラスを予想。消費はそれほど悪くない

          
第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト:(発表前)

  • 海外経済の減速に伴って輸出が足踏み状態になっていることを踏まえると、先行き鉱工業生産は伸び悩む可能性高い

詳細

  • 業種別では6業種が低下、9業種が上昇
  • 低下への寄与が大きかった業種は、生産用機械工業、化学工業、電子部品・デバイス工業。上昇寄与業種は、汎用・業務用機械工業、自動車工業、電気・情報通信機械工業など-経産省担当者
  • 11月に低下した業種の多くで12月は上昇、逆に11月に上昇した業種の多くで12月は低下-経産省
  • 12月と、1月の見通しはなお若干弱いが、2月の上昇見通しを踏まえると基調判断は変わらず-経産省
  • 18年通年の指数値は104.1、前年比1.0%上昇と2年連続でプラス
(詳細を追加し、エコノミストコメントを差し替えて更新します.)
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