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日本株反落、米経済指標悪化とサンバイオショック-証券や内需安い

更新日時
  • 1月の米消費者信頼感指数は120.2、17年7月以来の低水準
  • 大日本住友とサンバイオは「SB623」試験項目未達-マザーズ急落
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

30日の東京株式相場は反落。米国の経済指標悪化を受けて景気に対する慎重な見方が広がったほか、新興市場のバイオ関連株急落で投資家心理が悪化した。輸送用機器や証券株のほか、小売や電力など内需関連が安い。

  • TOPIXの終値は前日比6.33ポイント(0.4%)安の1550.76
  • 日経平均株価は同108円10銭(0.5%)安の2万0556円54銭

 
  米民間調査機関コンファレンスボードが29日発表した1月の消費者信頼感指数は120.2と、2017年7月以来の低水準だった。大日本住友製薬とサンバイオは29日、共同開発する再生細胞医薬品「SB623」が慢性期脳梗塞を対象とした米国での治験フェーズ2bの主要評価項目を達成できなかったと発表した。
サンバイオ株急落の記事はこちらをご覧ください

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「米国景気はスローダウンしている」と指摘。「日米株とも売られ過ぎの反動が限界に達しており、ネガティブな材料に反応しやすくなっている」と話していた。
  
  朝方は決算を発表した米アップル株の上昇を背景に電機株が買われ、指数は小幅高で開始した。しかしすぐに下落に転じ、そのままマイナス圏で推移した。試験結果を受けた大日本住友とマザーズ市場のサンバイオはストップ安。バイオ関連株の急落で東証マザーズ指数は8.1%安と約1年ぶりの下落率。

  丸三証券の服部誠常務執行役員は「SB623は外傷性脳損傷の試験結果が良好だったため、慢性期脳梗塞でも良い結果が期待され、株価もそれを織り込んでいた。今回はまさかの未達で反動安は大きい」と指摘。サンバイオ株に売りが殺到したため「個人を中心に投資家心理が悪化。マザーズなど新興市場にとどまらず日本株相場全体に影響している」との見方を示した。

約1年ぶりの下落率
  • 東証1部33業種は、大和証券グループ本社の決算失望から証券・商品先物取引が下落率1位、電気・ガス、その他金融、輸送用機器、小売も上位
  • 海外原油高を受けた石油・石炭製品は上昇 
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