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アップルの決算発表、業績の落ち着き示す-時間外取引で株価上昇

更新日時
  • アイフォーン売上高は15%減、その他のビジネスは前年比増収
  • ウエアブル・ホーム・アクセサリ事業は33%増収-株価は一時5%高
An Apple logo is illuminated as customers walk through the new Apple Inc.

An Apple logo is illuminated as customers walk through the new Apple Inc.

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg
An Apple logo is illuminated as customers walk through the new Apple Inc.
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

アップルが29日に公表した2018年10-12月(第1四半期)決算と19年1-3月(第2四半期)売上高見通しは、昨年末の厳しい状況から落ち着き始めたことを示唆した。

  発表資料によると、重要なホリデー商戦を含む昨年10-12月期に「iPhone(アイフォーン)」の売上高は減少したものの、サービスやウエアラブル端末などその他事業は前年同期比で増収となった。今年1-3月期売上高は550億-590億ドル(約6兆-6兆4500億円)の見込み。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は589億7000万ドルだった。

  アップル株は決算発表を受けた時間外取引で一時5%強上昇した。通常取引終値は154.68ドルだった。

  飽和状態のスマートフォン市場や米中貿易戦争を巡る懸念を背景に、アップルの株式時価総額は昨年10月以来、約3割強減少した。グレーターチャイナ(大中華圏)での売上高は27%減少し、売上高全体に占める割合は現在15%程度となっている。ティム・クック最高経営責任者(CEO)が今月初め、年末商戦を含む四半期の売上高が目標に届かない見通しを示していたため、29日の決算発表では市場予想のハードルは低めに設定されていた。

The stock gained in extended trading on Tuesday

  クックCEOは29日の発表資料で、「当社の売上高見通しに届かず期待外れではあったが、われわれはアップルを長期的な視点で経営している。今回の決算発表は当社事業の底力が深く幅広いことを示している」とコメントした。

  アイフォーンの売上高は前年同期比15%減少したが、その他の製品は全て増収。サービス収入は19%増の109億ドル。パソコン「Mac(マック)」の売上高は8.7%増の74億ドル。タブレット「iPad(アイパッド)」の売上高は17%増の67億ドル。

  同社が製品カテゴリーとして初めて特定した「ウエアラブル、ホーム、アクセサリ」の売上高は33%増の73億ドル。

  同社はサービス部門の粗利益率も初めて開示し、63%だったことを明らかにした。ブルームバーグの集計データによると、アナリスト4人はおよそ55ー65%と予想していた。クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏は「サービス部門の粗利益率が60%を超えたのはポジティブだ」と指摘した。

Revenue Driver

Apple's services business pulled in a record $10.9 billion in latest fiscal quarter

Source: Company filings

原題:Apple Results Suggest Stability After a Tough End to 2018 (2)(抜粋)

(大中華圏の売上高やアナリストのコメントを追加し、株価を更新します.)
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