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北朝鮮、核兵器を放棄する公算小さいー米国家情報長官が報告書で言明

  • 北朝鮮首脳、核兵器は体制生き残りに不可欠と認識ーコーツ氏
  • 米国第一主義で同盟国は独自の協力関係構築を追求している

トランプ米大統領は金正恩朝鮮労働党委員長を武装放棄で説得する自信があると表明しているが、米情報当局の最高幹部は北朝鮮が核能力を手放す公算は小さいと言明した。

  コーツ国家情報長官は29日、米上院情報委員会に提出した安全保障の脅威に関する年次報告書で、「完全な非核化とは整合しない活動が引き続き観測されている」と指摘。情報当局は北朝鮮が「大量破壊兵器のすべての備蓄と運搬システム、生産能力を放棄する公算は小さいとの評価に変わりはない。北朝鮮首脳部は核兵器を体制の生き残りに不可欠だと見なしている」と続けた。

  北朝鮮以外では、中国とロシアが米国に対して「より激しい競争」を仕掛けているとし、中ロの利害は同じ方向にまとまっていると論じた。

  トランプ大統領の「米国第一」主義が同盟国との間に緊張を生んでいることにも言及。大統領を名指しはしなかったが、一部の同盟国や友好国は「安全保障や通商政策で米国が変化したと受け止め、その対応として米国からいっそう独立した路線」を求めており、独自の新たな協力関係構築を追求しているとの見方を示した。

原題:North Korea Unlikely to Give Up Nuclear Weapons, Coats Warns(抜粋)

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