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華為技術を企業秘密窃取や銀行詐欺罪で起訴-米司法省が発表

更新日時
  • 孟晩舟CFOも対イラン制裁違反に絡む銀行詐欺罪などで起訴
  • 「華為の恥知らずで強引な行為を暴く」とレイFBI長官が記者会見
A Huawei Technologies Co. logo sits on display in a store.
A Huawei Technologies Co. logo sits on display in a store. Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
A Huawei Technologies Co. logo sits on display in a store.
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

米司法省は28日、中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)を企業秘密窃取の罪などで起訴したと発表した。華為が米国の競合会社の企業秘密を窃取したほか、 対イラン制裁違反に絡んで銀行詐欺を行ったとしている。

  華為は、中国共産党のスパイ活動に利用される恐れがある機器の販売などの疑惑で幅広く米当局の捜査対象とされてきた。今回の起訴はまた、市場を動揺させてきた米中間の貿易を巡る緊張の一段の高まりを意味する。

Huawei Chief Financial OfficerMeng Wanzhou Out On Bail

孟晩舟被告

Photographer: Ben Nelms/Bloomberg

  米当局はニューヨーク市ブルックリンで華為と関連会社2社、華為の孟晩舟最高財務責任者(CFO)をイランとの取引に関連した銀行・通信詐欺と共謀など13の罪で起訴。ワシントン州シアトルでは、米大手通信会社TモバイルUSAからの企業秘密窃取などの罪で起訴した。

  レイ連邦捜査局(FBI)長官は28日、ワシントンで開いた記者会見で華為の起訴を発表し、「米国の企業と金融機関を不当に利用し、自由で公正な世界の市場を脅す華為の恥知らずで強引な行為を暴く」と語った。

  起訴を巡って華為にコメントを求めたが、返答は得られていない。

  検察当局は華為の罪状を明らかにする文書で、イランで操業する香港企業スカイコム・テクとの関係を華為が隠し、連邦法に違反したと説明。孟被告が「2013年8月に華為の主要な銀行パートナーの1行の幹部に個人的にプレゼンテーションを行った」際に、スカイコムとの「関係について繰り返しうそをついた」とした。スカイコムも起訴された。

  罪状は銀行・通信詐欺、共謀、国際緊急経済権限法(IEEPA)違反など。また華為と米子会社は司法妨害共謀罪にも問われた。

  検察当局は、華為が12年からTモバイル開発のスマートフォン試験用ロボットの情報を不正入手しようと全社的な取り組みを開始し、競合会社の技術を手に入れることができた従業員には賞与さえ提供したと主張した。

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Tモバイル開発のスマートフォン試験用ロボット

Source: T-Mobile via Youtube

  当局はまた、華為がスマホ試験用の自社製ロボット開発のためTモバイルとの機密保持契約に違反したとも主張。華為のエンジニアはTモバイルのロボット「タッピー」の写真をひそかに撮影し、部品のサイズを計測し、ロボットの一部を盗んだこともあったとした。

  Tモバイルは14年に米国で華為と同社の米子会社を民事提訴。3年後にシアトルの連邦陪審は華為による企業秘密の悪用などを認める評決を下した。

(更新前の記事でレイFBI長官に訂正済みです)

原題:U.S. Ramps Up Huawei Fight With Iran, Trade-Secret Charges(抜粋)

(検察の主張などを追加して更新します.)
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