コンテンツにスキップする

キャタピラー:10-12月利益は予想下回る、世界需要巡る懸念増す

更新日時
  • 予想をこれほど大きく外れたのは10年ぶり-中国景気鈍化が圧迫
  • 19年利益見通しレンジの下限は市場予想平均に届かず

鉱業・建設機械メーカー最大手、米キャタピラーの昨年10-12月(第4四半期)の1株利益はアナリスト予想を約15%下回った。予想をこれほど大きく外れたのは2008年10-12月期以来、10年ぶり。中国の景気鈍化が需要を圧迫し、貿易摩擦の悪影響への懸念を裏付ける形となった。

  同社が示した19年通期利益の見通しレンジは1株当たり11.75ー12.75ドルと、下限がアナリスト28人の予想平均である12.72ドルを下回った。

  キャタピラーの業績は景気動向を示唆する指標とされる。国際通貨基金(IMF)は先週、世界経済が予想以上のペースで鈍化していると警告したが、キャタピラー幹部も同様の見方を示した。産業界の重鎮である米工具メーカーのスタンレー・ブラック・アンド・デッカーや化学メーカーのPPGインダストリーズも同じく景気見通しに警告を発している。

Bloomberg Intelligence’s Karen Ubelhart examines fourth-quarter results from Caterpillar Inc.

(出典:ブルームバーグ)

  ウィリアム・ブレアのアナリスト、ラリー・デマリア氏は電話インタビューで、「景気全体は非常に下降気味で、予想以上に鈍化しているようだ。こうした経済全体の見通しが表れている」と指摘した上で、キャタピラーの業績見通しは「グループ全体にとって良くない前兆だ」と語った。

  キャタピラーの10-12月期の1株利益は2.55ドルだった。28日の米株式市場で同社の株価は9.1%安と、終値ベースで2011年8月以来の大幅下落となった。

Caterpillar shares had worst quarter in three years at the end of 2018

原題:Caterpillar View Adds to Global Demand Angst as Trade Woes Mount(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE