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円強気派に逆風も-週内発表の日本の経済指標や米中協議の行方

  • ドイツ銀などが年内に1ドル100円までの円高を予想
  • テクニカル指標もドル強気かー日銀は先週、物価見通し下方修正

円に一段と強気になっている投資家は、今週発表の小売売上高や鉱工業生産が日本経済の減速を示せば再考を余儀なくされるかもしれない。

  世界の経済成長の鈍化の兆しの中で円は2019年に力強いスタートを切った。ドイツ銀行、クレディ・アグリコル、コメルツ銀行などが年内に最高で1ドル=100円までの円高を予想。日本銀行が量的・質的金融緩和から軌道修正するとの観測が一因だ。

  しかし、リスク意欲の回復の中で円は魅力を失い始めている。最近の経済指標が予想を下回っていることも円の重しで、30、31日発表の12月の小売売上高と鉱工業生産高が注目される。日本の指標の数字が悪ければ、目先のドル下落は妨げられるだろう。

  日銀がタカ派的となれば円は上昇の勢いを取り戻すかもしれないが、先週の決定会合では2020年度にかけての物価見通しが下方修正された。テクニカル分析でもドル・円のモメンタム指標などがドル強気に転じつつある。中国の劉鶴副首相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の今週の貿易協議が進展すれば、1ドル=100円はもちろん105円の可能性も遠のきそうだ。

Dollar-yen may breach 110 resistance with bullish momentum growing

原題:Yen Bulls Face Reckoning as Economic Data Continues to Dismay(抜粋)

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